「食で地方創生」のコーナーでは、人口急減・超高齢化という課題に対し、政府や各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生することを目指す地方創生の取り組みを“食”の視点で紹介いたします。

日本全国各地で地方創生に向けて実際に動かれている方にスポットライトを当てて、“深く”“隈なく”の2つ方向で拡充していきます。“深く”では1つのエリアの取り組みに密着し継続的に報じることで蓄積化を図り振り返りを可能とし、“隈なく”では取材対象エリアを増やしていくことで先進事例を共有化できるようにします。随時、拡充・更新していく所存です。

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徳之島コーヒー③の1(吉玉代表の過去)

鹿児島県・伊仙町篇③徳之島コーヒー元年 夢は生豆の状態で10t出荷 吉玉誠一代表 移住からの過去語る

徳之島コーヒー生産者会の吉玉誠一代表(72歳)は、宮崎県出身で16歳のときに集団就職した大阪の精密機械の鉄工所で働きながら、ブラジルに移民し農業に従事することを夢みていた。 喫茶店を営んでいた知人の誘いを受けて徳之島に移住したのは36年前の36歳の時=写真1・栽培を始めた頃=。
大久保明伊仙町長

鹿児島県・伊仙町篇② “長寿子宝のまち”伊仙町 大久保町長 次世代へコーヒーに期待

6次産業化の青写真を描きコーヒーの生産拡大へと動き出したのは、奄美大島と沖縄の間にある徳之島(鹿児島県大島郡)。17年11月、徳之島南端にある伊仙町で「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」が始動し、現在、台風に強い品種を探るべく「AGF®コーヒー実証農場」(写真1)で数種類の苗が育てられている。
写真①(AGF実証農場)

鹿児島県・伊仙町篇① 徳之島コーヒープロジェクト

6次産業化の青写真を描きコーヒーの生産拡大へと動き出したのは、奄美大島と沖縄の間にある徳之島(鹿児島県大島郡)。17年11月、徳之島南端にある伊仙町で「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」が始動し、現在、台風に強い品種を探るべく「AGF®コーヒー実証農場」(写真1)で数種類の苗が育てられている。

参考記事

奄美糖業の歴史 薩摩藩による砂糖増産政策(写真地図google mapより)

奄美糖業の歴史 薩摩藩による砂糖増産政策

奄美糖業は慶長十五年(1610年)に始まったとされる。直川智(直河智)という人物が琉球に貢納品を納めに行こうとしたところ台風に遭遇して中国福建省に流れ着き、そこから持ち出したサトウキビの苗を郷里の大島・大和浜に植付けたのが始まりだと伝えられている。これに目をつけた薩藩は砂糖の生産を奨励。この時すでに奄美諸島は薩摩の統治下にあり、前年の1609年、薩藩は島津家久の琉球侵攻で奄美五島を琉球から分割し直轄地にした。