地場野菜を給食に 小田原市の小学校で三浦半島産かぼちゃの献立 カゴメ

カゴメは今年から「神奈川県との野菜摂取促進策2019」に取り組んでおり、その一環として学校給食での野菜摂取の促進を啓発。そこで神奈川県産のブランド野菜「三浦半島産こだわりかぼちゃ」に注目し、11月から小田原市立山王小学校の給食献立「三浦かぼちゃのそぼろあんかけ」に採用された。同社は昨年10月に野菜事業本部を新設し、地場野菜を加工して、その地で販売する活動として学校給食での展開や県内のスーパーマーケットの惣菜にむけて販売している。

「三浦半島産こだわりかぼちゃ」は三浦半島の温暖な気候で栽培され、関東でも1、2位を争うほどのブランドかぼちゃ、ホクホクした味わいでカロテンが豊富。収穫されたかぼちゃは、JA全農経由で集荷され、カゴメと関係のある県内の工場で加工した。

今回の献立は山王小学校の栄養職員(管理栄養士)である船田亜希子先生が中心となって考えた。新メニューが出された初日。給食時間になると放送委員が献立メニューを紹介、「三浦かぼちゃのそぼろあんかけ」は、けんちん汁や「きんたろう牛乳」(あしがら乳業)とともにトレーに乗せられて配られ、各自が一斉に「いただきま~す」。中にはかぼちゃ嫌いの児童もあったが、そぼろあんかけに仕上げてあるため「きょうはおいしい」と感想。給食終盤には「おかわり」の声が多く聞かれた。

「三浦かぼちゃのそぼろあんかけ」
「三浦かぼちゃのそぼろあんかけ」

献立を考えた船田先生は「三浦かぼちゃのそぼろあんかけは、かぼちゃそのものの味を引き立てるため、お汁に入れるより主菜として献立に取り入れた。児童が食べやすいように2cm角に切られたかぼちゃを、子どもはお肉が好きなので甘辛しょう油タレをかけ、そぼろあんかけにした。給食には1食当たりの野菜摂取量の規定があるが、今回のメニューは、この数値を大きくクリア。ふだん摂りにくい野菜がこれだけ摂れる献立はなかなかない。栄養を考え、かぼちゃの皮の部分も残すことなく食べられるようにした。今後は、児童がかぼちゃに興味をもつよう、冬至やハロウィンなど晴れの日に向けたメニュー化も検討し、かぼちゃのお話をしながら給食ができるような時間にしたい」などと語った。

大石武志カゴメ神奈川支店長の話 神奈川県とは連携協定を締結しており、さまざまな取り組みを行っている。今回の三浦半島産こだわりかぼちゃを使った学校給食メニューもその一環で、野菜嫌いをなくすには子どもの頃から野菜を好きになってもらうことが大事で、地場野菜を使った献立は最適だと思う。