「岩手県産サヴァ缶と出会った」 オリーブオイルとのコラボギフト 味の素AGFの開発担当者語る

味の素AGF社は、良質な国産サバを使用した岩手県産株式会社の洋風缶詰「Çava(サヴァ)?缶」(以下、サヴァ缶)とコラボしたオリーブオイルギフトの発売を開始した。コラボを推進したAGFの瀧川直美リテールビジネス部ギフト開発グループ長は、とにかく「サヴァ缶」の味やオシャレ感に惚れ込んでしまったのが原動力になったという。

「個人的には洋風サバ缶の中でひと際おいしく感じられた。岩手県釜石市の工場は東日本大震災で被災し、再建にはかなりの年月を要したと聞いていたが、訪れると整理整頓が行き届いていて、余分な脂や骨は手作業で取り除かれていた。このような姿勢や丁寧さがおいしさにつながっているのだと確信した」と語る。

おいしさに加えて、「サヴァ缶」が雑貨店や書店でも1個400円前後で売られているのをみて、これまでの缶詰100円台の概念を覆し、贈り物にも適していると感じた。

このとき既に「サヴァ缶」は、メディアにも大きく取り上げられ凄い勢いで販売を拡大。サバ缶市場を席巻し供給はタイトな状態であったが、お取り組みの意義を感じていただき快諾に至ったという。

「大変おこがましいが、単なるコラボではなく、アライアンス先とともに成長していく意味合いを込めた」と述べる。

AGFでは事業活動を通じて社会価値を創出するAGF―SV(シェアードバリュー)を推進している。

今回のコラボギフトはAGF―SVの一環であるとともに、今歳暮期から打ち出されたアライアンス事業拡大の狙いもある。

「心に贈るお手伝いに貢献できるのであればさまざまな企業や生産者と組んでいき、われわれが持っていないカテゴリーでしっかり領域を広げていく」と説明する。

お互いの魅力を引き出すべく詰め合わせたのは「AJINOMOTOオリーブオイル エクストラバージン」のオリーブオイル2本と「オリーブオイル漬け」「パプリカチリソース味」「レモンバジル味」の「サヴァ缶」3種。税抜価格は3千円。

「詰め合わせた『エクストラバージン』は、数あるオリーブオイルの中でもサバ缶などの食材と一緒に楽しんでもらうのに適している」と述べる。

コラボギフトは、スーパーや百貨店のギフトセンターで販売され、一部の売場ではマネキンによる試飲でバラエティレシピを訴求していく。

「特に『パプリカチリソース味』はピリ辛味なためオリーブオイルをかけてもらうことで少しマイルドな味わいになり、より健康的に良質なオイルを摂ってもらえることを推奨していく」。

パッケージは、試行錯誤の末、缶のフタ部分に「サヴァ缶」ブランドをデザインした厚紙をかぶせている。

「味の素グループ関連企業以外では初めてのアライアンスコラボとなり苦労しながら完成にこぎつけた。食品こそいろいろな広がりがあるので、岩手県産株式会社との一層の関係構築を図るとともに今後もアライアンス事業を積極的に拡大していきたい」と意欲をのぞかせる。

なお、岩手県産株式会社の仙台市の店舗は今年10月、台風19号で浸水被害にあい、現在、休業中にある。