ボージョレ・ヌーヴォーあす解禁 ワインの話題喚起でいまだ存在感

今年のボージョレ・ヌーヴォー解禁は11月21日だ。輸入量の減少は続くが、日本のボージョレ・ヌーヴォー市場は、「100年に一度の出来」といわれた03年に伸長。72万箱(750㎖×12本/箱)、前年比121.9%に達し、翌04年には104万箱、145.5%とピークを迎えた。その後、緩やかな減少に転じた。12年に第二のピークが訪れ74万箱となったものの、昨年は44万箱、91%。今年は約40万箱とみられる(メルシャン推計)。

減少の要因としては景気回復の実感が伴わないことなどが挙げられているが、11~12月に集中しているワインの飲用がやや分散する傾向もあるといわれ、「ボージョレ・ヌーヴォーばかりが強く注目されるものでもなくなった」ためともみられる。

ただ、ある関係者は「04年の100万箱超えは異常だった」といい、「40~50万箱くらいがちょうど良い。価値を実感して飲んでもらえる」と話す。別の関係者は「減ったとはいえ、一週間で40万箱ほどが動く大きなイベントであり、ワインの話題喚起という意味でも重要だ」と期待する。

市場全体は縮小の中でも、昨年はロゼが前年比約2割増(金額)と好調。今年の動向に注目したいという関係者もいる。

今年は気温が高かったこともあり、ぶどうの収量は減ったが、アロマが豊かで口当たりはなめらかに仕上がっているといわれ、期待も高い。

メルシャンはアルベール・ビショー社の商品を中心に扱い、アサヒビールは16品を投入。今年はパーティーや飲食店でのグラス販売にも合う1500㎖のパウチパックなどが新登場だ。エノテカはタイユヴァンなど4ブランドを扱い、サントリーワインインターナショナルは、飲み会のマッチングサービスJOIN USとコラボして、同社が提案するボージョレ・ヌーヴォーを楽しむパーティー“ボジョパ”を盛り上げるイベントを行う。