乳酸菌サプリで世界初、目の疲労感を軽減 キリンHD

キリンホールディングスは14日、自社で研究を進める「KW乳酸菌」を配合した機能性表示食品「iMUSE eye KW乳酸菌」を発売した。同製品は、世界初となる目の疲労感軽減を訴求する乳酸菌サプリメント。同社では10月に開催された「日本神経眼科学会総会」でも「KW乳酸菌」の目の疲労感軽減作用に関する研究成果を発表している。

「KW乳酸菌」はチーズから単離されたLactobacillus paracasei KW3110のことで、この乳酸菌が小腸で免疫細胞を活性化し、その活性化された細胞が放出するIL-10(インターロイキン10)が目の網膜細胞の傷害を抑制すると考えられている。パソコンやスマートフォンの使用や目の酷使により目に疲労感をかかえる現代人が増加する中、同社では乳酸菌で目の疲労感を軽減する習慣を提案。60粒入り、価格は3千311円(税込み)で、通販サイトなどで展開する。

都内で開かれた発表会では、根岸眼科クリニック院長の松本和子氏がスマートフォンやパソコン、ゲーム機器の浸透により現代人では目のピントが合わない人が急増しているという実態を紹介。可視光線の中で強いパワーを持つブルーライトが網膜に与えるダメージなど、数々のリスクを報告した。

国立長寿医療研究センター副所長の丸山光生氏は、「KW乳酸菌」が目の老化を緩和させる可能性を指摘し、目の神経細胞と視細胞の双方に作用するというメカニズムに触れた。

キリンでは、これまで3報の論文が学術誌に掲載。国際学会を含めた5つの学術集会でも研究内容を報告している。今後はヒト試験でさらなる効果を検証するとともに、応用面についても検討する。