会津産「ピンピンころりカレー」 下北沢カレーフェス出店 特産のオタネニンジン使用

会津美里振興公社は10日から22日まで都内で開催される「下北沢カレーフェスティバル2019」で、会津産のオタネニンジンを使った「ピンピンころりカレー」の期間限定レストランをオープンする。「カレーライス」のほかにも会津B級グルメとして「カレー焼きそば」や「カレーパン」を販売。期間中は下北沢にあるイタリアンレストラン「ピッツァリーナ」でも「ピンピンころりカレーの窯焼きカルツォーネ」を提供する。

福島県の会津地方は日本で3か所といわれるオタネニンジンの産地のひとつ(ほかに長野県上田市周辺、島根県大根島)。江戸時代から栽培を続けているオタネニンジンは高麗人参とも呼ばれ、滋養強壮に良いとされることから漢方薬としても歴史がある。一方、収穫までに4年から5年を要するのに加え、生育の条件が多いなど栽培が難しいことを理由に会津美里町では生産者は1軒のみに。会津全体ではわずかながらも増加傾向にあるが、希少性のある薬用植物として高値で取引されているのが現状だ。

「長生きして最期はころりと」 試食会で渡部英敏町長(福島県会津美里町)
「長生きして最期はころりと」 試食会で渡部英敏町長(福島県会津美里町)

会津美里振興公社では伝統のスーパーフードを盛り上げるべく「ピンピンころりカレー」を商品化。会津では、巡礼すると健康長寿や安楽往生がかなうとされる「会津ころり信仰」が古くから言い伝えられ、これにオタネニンジンのパワーを期待して「ピンピンころりカレー」と命名した。

オタネニンジンを食べやすい大きさにカットして牛肉と煮込むことで、絶妙なうま味と程よい苦みがあるのがポイント。同フェスティバルでは会津本郷焼の食器を選んで使うことができ、コメも会津産コシヒカリを使用。非公認ご当地キャラの「おたねくん」も登場し、自由に抱きつくことができる「フリーハグキャンペーン」も実施する。

1日に開催した試食会では会津美里町長の渡部英敏氏があいさつ。「カレーを食べて長生きをして、最期はころりとしていただきたい」と笑いを誘った。