「国際コーヒーの日」 業界挙げて需要創造

「インスタグラム賞ゴールド」を受賞した猪俣あきこ氏の「珈琲を注ぐ、好きな瞬間。」(第4回「Life with Coffee フォトコンテスト」)
「インスタグラム賞ゴールド」を受賞した猪俣あきこ氏の「珈琲を注ぐ、好きな瞬間。」(第4回「Life with Coffee フォトコンテスト」)

全日本コーヒー協会が消費振興

10月1日の「国際コーヒーの日」を機に各所でコーヒーの需要創造に向けた取り組みが行われている。

国際協定によって10月がコーヒーの年度初めとされる。日本では秋冬期にコーヒーの需要が高くなることから全日本コーヒー協会が1983年に10月1日を「コーヒーの日」に定め、15年には国際コーヒー機関(ICO)も10月1日を「International Coffee Day(国際コーヒーの日)」に定めたことから名称を統一させた。

全日本コーヒー協会(全協)は消費振興などを目的に毎年、コーヒーとともに過ごす時間を切り取った写真を募集し優秀作品に賞品を贈呈して表彰している。

コーヒーカップのボードを持つのはグランプリに輝く野呂圭一氏。前列左は協会の横山敬一会長
コーヒーカップのボードを持つのはグランプリに輝く野呂圭一氏。前列左は協会の横山敬一会長

9月28日、都内で開かれた第4回「Life with Coffee フォトコンテスト」表彰式で囲み取材に応じた全協の横山敬一会長は「コーヒーの飲用シーンを広げていくということにフォトコンテストの意味がある。作品で表現されたオケージョンでも楽しんでもらいたい」と語った。

今回は、昨年の4千730作を大幅に上回る6千500作以上が集まり、この中からグランプリに選ばれたのは野呂圭一氏の「無人島の夕陽に癒されながら」。

北海道洞爺湖の無人島でスタンドアップパドルボート(SUP)に乗ってコーヒーとともに沈みゆく夕日を眺める姿を収め撮影技術と憧憬を感じさせる点が評価された。

野呂圭一氏「無人島の夕陽に癒されながら」
野呂圭一氏「無人島の夕陽に癒されながら」

会場では一般来場者に向けたアピールも行われた。表彰式後、コーヒーの試飲会場へと様変わりさせ、3つのブースで各社の1杯分のコーヒー商品を詰め合わせたセットを無料配布した。

10月1日には、UCCとキーコーヒーでイベントが行われた。

UCC感謝イベント開催

UCCは、UCCコーヒーアカデミー東京校で感謝イベント「アカデミーコーヒーマルシェ」を1日と2日に開催。オリジナルのブレンドづくりやさまざまな器具による抽出体験を無料で体験できるようにし、ジャパンサイフォニストチャンピオンシップの上位入賞者によるトーク・抽出セミナーも無料公開した。

有料体験としては、カフェスペースを設けて、花や果物・野菜・穀物を使ったアレンジコーヒーや希少豆を使って講師がそれぞれの想いをブレンドで表現したオリジナルブレンドコーヒーの飲み比べセットなどを味わえるようにした。

感謝イベントの運営には、派遣登録したUCCコーヒーアカデミーの卒業生(コーヒープロフェッショナル)も加わり、同イベントを卒業生の活躍の場としても活用。現在、約5千300会員のうち500人弱がコーヒープロフェッショナルの認定資格を得ている。(写真下記事続く)

UCCコーヒーアカデミーの感謝イベント。講師がそれぞれの想いをブレンドで表現したコーヒーを特別価格で販売㊤ 飲み比べセットの試飲も㊦
UCCコーヒーアカデミーの感謝イベント。講師がそれぞれの想いをブレンドで表現したコーヒーを特別価格で販売㊤ 飲み比べセットの試飲も㊦
セミナーでは大会上位入賞者の中井千香子氏と常深友香氏を講師に迎え、大会で求められる要素を分かりやすく説明した
セミナーでは大会上位入賞者の中井千香子氏と常深友香氏を講師に迎え、大会で求められる要素を分かりやすく説明した
本社前で開催した「工場直送チャリティカフェ」。柴田裕社長㊧も参加(キーコーヒー)
本社前で開催した「工場直送チャリティカフェ」。柴田裕社長㊧も参加(キーコーヒー)

キーコーヒーがチャリティカフェ

キーコーヒーは、本社前の新虎通り沿いで9回目となるチャリティーセールを実施した。

今回は、おいしいコーヒーの啓発も意識して名称をチャリティーセールから「工場直送チャリティカフェ」へと名称を改め、道行く人が気軽に試飲できるようにしたほか、売上げの一部が寄付される工場直送の「レギュラーコーヒー チャリティブレンド」(400g粉・500円)をはじめ、同社商品やグッズを詰め合わせた「お楽しみ袋」(1千円)を用意し多彩な品揃えで会場を賑わせた。

1千円以上の購入者を対象にした抽出器具などがその場で当たる抽選会やSNSでのプレゼント企画も実施。プレゼント企画は、新商品「SINCE1920 BLEND №100」のフォトスポットをいくつか設け、同商品のデザインを映した写真をSNSに投稿すると先着100人に同商品1缶がプレゼントされる内容で行われた。

チャリティブレンドの売上げの一部と募金は、日本赤十字社を通じて国内被災地に寄付されるほか、NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン(フィリピンのチャイルド支援)、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン(コーヒー生産国の貧困地域のチャイルド支援)を通じて海外の厳しい環境で暮らす子どもの支援にも充てられる。

SNSの写真投稿キャンペーン㊧や抽選会㊨で楽しさも演出
SNSの写真投稿キャンペーン㊧や抽選会㊨で楽しさも演出