特製“焼きのり箱”お披露目会 “ぽんしゅっこ”と日本酒コラボ 山本海苔店

山本海苔店は9月26日、本社で同社特製「焼きのり箱」のお披露目会&日本酒に合うおつまみ海苔の試食会を開催した。焼きのり箱とはいわゆる焙炉(ほいろ)のことで、木製の小箱の中で海苔を炭で温める小道具。最高級海苔を提供しつづける山本海苔店が一番おいしい海苔の食べ方と、その海苔に合う日本酒を女子大生3人組“ぽんしゅっこ”が紹介するコラボイベントとなった。

冒頭挨拶で山本貴大専務は同社の歴史(創業1849年)を日本橋界隈の変遷とともに説明。初代山本徳治郎から、味付け海苔を発明した2代目、「海苔の神様」の異名を持っていた3代目、初の支店を開店した4代目、全国百貨店へ拡販した5代目、そして現在の6代目に至る同社の革新と伝統を解説した。そのほか、海苔の旨みなどをプレゼンして本日の主役(焼きのり箱)の舞台は整った。

海苔は温めると香りが増すので焼き立てが一番おいしい。ただ、食べる度に焙るのは少々面倒。そこで焼きのり箱が登場する。木製の2段構造で、1段目に炭を置いて、2段目に海苔を置きフタをすると海苔が温まる仕組み。いつもの海苔と違った風味が楽しめるもので、こだわり系の蕎麦屋や料亭で見ることが出来る。ちなみに同社特製焼きのり箱の値段は本体価格が税別1万5千円、セットの炭650円となっている。

イベントの様子(山本海苔店「焼きのり箱」のお披露目会&日本酒に合うおつまみ海苔の試食会)
イベントの様子(山本海苔店「焼きのり箱」のお披露目会&日本酒に合うおつまみ海苔の試食会)

当日は各メディアが参集しており、恐らく普段は接することはないであろう記者が焙炉で温められた海苔を試食した。また、当日は成蹊大学経済学部の女子3人組“ぽんしゅっこ”が参加して、「山本海苔店の海苔と日本酒のマリアージュを楽しもう」をテーマに全国の銘酒から6種類(東京エリアから)を紹介。それを山本海苔店の看板商品「おつまみ海苔」の各バリエーション(玄米、明太子、うめ、カレーなど)と一番合う(マリアージュ)組み合わせを発表した。

日本の海苔消費の多くはコメとセットになっているが、海外はスナック需要が猛烈な勢いで伸びている。日本も国内のスナック需要を高める挑戦は続けられてきたが、山本海苔店とカンロの「はさみ焼き」(02年発売)が長続きしているぐらい。ネックは価格が高くなること。さらに相場高の現在の海苔だけに、日本酒のおつまみという高級志向の価値観ぐらいがちょうど良いかもしれない。