ノンアルのヌーヴォー登場 ボジョレーと同製法で醸造

日本におけるノンアルコールワインのリーディングカンパニーとして知られる湘南貿易は、ボジョレー・ヌーヴォーの時期に合わせて、ノンアルワイン「ヴィンテンス ピノ・ノアールヌーヴォー」を発売した。

同社の輸入の中心はベルギー・ネオブュル社の商品。減圧・低温でワインからアルコールを抜く独自の製法で、元の味わいや香りを残しつつアルコール度数0・0%を実現。

「デュク・ドゥ・モンターニュ」や「ヴィンテンス」シリーズといったスパークリングやスティルを展開し、業務用だけでなく小売にも進出しており、ベルギー大使館の推奨品でもある。

湘南貿易は10年以上前から販売を始めており、ノンアルワイン市場のトップとみられる。ホテルや結婚式場などから広まり、老健施設などのイベントや産婦人科での祝い膳に使われることもある。今年2月にはノンアルカクテルの輸入も始めている。

今回の新商品は、今年チリで収穫されたピノ・ノアール品種を100%使い、ボジョレー・ヌーヴォーと同じ製法で醸造された。

ネオブュル社でマーケティングディレクターを務めるキャロル・ブラグマン氏は「新鮮なチェリーや、バナナなどの熟した果実味の味わい、香りを持ち、優れたワインの特性を持ち合わせている」と評価。「ボジョレー・ヌーヴォーの伝統を守りながら完璧なサーブを楽しんでいただける」と話す。

(左から)ワイナリーのフリップ・マグレ氏、竹内香奈子氏、ダレノガレ明美氏、橋本則夫社長(湘南貿易)、キャロル・ブラグマン氏(ネオブュル)、フィリップ・スタッセン社長(ネオブュル)
(左から)ワイナリーのフリップ・マグレ氏、竹内香奈子氏、ダレノガレ明美氏、橋本則夫社長(湘南貿易)、キャロル・ブラグマン氏(ネオブュル)、フィリップ・スタッセン社長(ネオブュル)

ソムリエの竹内香奈子氏は「酸、タンニンが控えめで飲みやすいワイン。生ハムやチーズとの相性が良いが、唐揚げやお好み焼きなどとも楽しめる気軽なヌーヴォーだ」という。

18日にはベルギー大使館で、取引先などを招いた新商品のテイスティングパーティーが開かれた。登壇したモデルのダレノガレ明美さんは「ワインの味を残しつつフルーティーな味わいだ。肉と一緒に食べたいが、和食とも合いそうだ。サングリアにしてもおいしいと思う」と感想を述べた。

湘南貿易の橋本則夫社長は「ボジョレー・ヌーヴォーの時期に発売するが、授乳期の子を抱えた人、高齢者といった、(アルコールを)飲みたくても飲めない人に楽しんでもらいたい」と話している。