ユニカフェ「キューリグ」事業 大手コーヒー6ブランドとコラボ 紅茶、抹茶など年内発売へ

ユニカフェは8月27日、第2四半期(1~6月)決算発表の中で今後に向けた経営戦略を発表した。従来は工業用が中心だったが、今年1月にアートコーヒーを買収しキューリグ事業を譲り受けたため、今後は業務用と一杯抽出に軸に置く。戦略の基本を「価値の共創」とし、ユニカフェ単体およびUCCグループだけではなく、それ以外の企業と協働し価値をつくりあげていく考えで、「AFH」(アフェイ・フローム・ホールド、OCS/株主)と「ブランド」「製造」でトライアングルを組みながら価値を共創していく。

カプセル事業を6月からスタートし、上島珈琲店、英国屋、小川珈琲、セガフレード・ザネッティ、タニタカフェ、PRONTOの大手コーヒー6ブランドとコラボしたK―Cupを5月から順次発売している。今後は秋に向けて抹茶(宇治茶)、紅茶、スペシャルティコーヒーのカプセルも追加発売する。ホテルやオフィスへの営業はOCS業者、コーヒー卸、UCCフーズ、三菱系のエムシーフーヅなど。

キューリグ事業の目標は、17年はマシン23万台超、年間3千万個カプセルを販売していたが、5年後の23年にはホテル、オフィス、家庭向けに1億カプセルを目指す。ドリップバッグは18年は2億2千300万バッグ(8~9%シェア)だったが、今上期は1億300万バッグ、来期は2億5千万バッグを投入する。

ユニカフェの第2四半期(1~6月)の連結売上高は96億4千700万円、営業利益は400万円だった。1月のアートコーヒー買収(株式取得価格15億円)とキューリグ事業を加えたため売上高は前年同期の51億8千900万円に比べて大きく伸ばしたが販管費や各種スタートアップコストがかさみ、400万円の営業利益となり経常損失は200万円だった。

分野別売上高は工業用は30億7千500万円(前年同期24億6千300万円)、キューリグ事業を加えた業務用は63億4千900万円(20億4千200万円)。実質撤退した家庭用は2億2千300万円(6億8千200万円)だった。工業用は缶コーヒー市場の低迷や大手飲料メーカーがPETボトルコーヒー原料をブラジル産エキスに切り替えたことなどが原因。