ネスレ、レギュラーコーヒーでも存在感 拡大中のマシン&カプセルにスタバで勢い

ネスレ日本は秋冬に向けて、右肩上がりで成長しているカプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」シリーズでライフスタイルの変化や消費の多様化に対応した新商品を引き続き投入して勢いを加速させる。

同シリーズのマシン出荷台数は、昨年で累計300万台を突破。カプセルの販売金額もECでの販売を含めて右肩上がりとなっている。

カプセルは、レギュラーコーヒー(RC)をはじめ抹茶、ミルクティー、ココアなど20種類強をラインアップ。

古山裕巳部長(ネスレ日本)
古山裕巳部長(ネスレ日本)

その中でRCのカプセルは「RC市場の金額シェアは10%を突破し近いうちに№1になる」と古山裕巳飲料事業本部コーヒーシステムビジネス部部長は自信をのぞかせる。

かねてから高齢化・共働き・少人数世帯などのライフスタイルの変化や消費の多様化に対応してきた点を好調要因に挙げ「本格的なコーヒーが伸びている中で、われわれは毎回、新しいコーヒーなどを提案してきた。今回も新たな提案で飲用杯数を伸ばしていく」と述べる。

今年1-6月も好調を維持。4月に発売開始したスターバックスブランド(スタバ)のカプセル5品が牽引したという。

「定期便ユーザーが増えているのみ状況に変わりはないが、スタバ商品がかなり牽引した。定期便以外のユーザーも多いが使用頻度が高くないためコミュニケーションを図り消費を喚起していく」と述べる。

シリーズ史上最小の「ピッコロXS」
シリーズ史上最小の「ピッコロXS」

マシンの新提案としては、シリーズ史上最少の「ピッコロ XS」を9月1日に新発売する。これは人気モデル「ピッコロ プレミアム」の後継機種でマシンの小型化と使い勝手のよさを両立させたものとなる。

「ピッコロ プレミアム」と比べ、高さを1.7cm低くし幅を2.3cm狭める一方、奥行きを広げることでタンク容量を200㎖多い800㎖にした。新カプセルも同日に発売される。

「スターバックス キャラメル マキアート」は、スタバ店舗人気メニューで初のフレーバーラテとなる。100%アラビカ豆使用のコーヒーカプセル6Pとキャラメルフレーバーを使用したカプセル6Pの計12P(6杯分)を詰め合わせて希望小売価格908円で販売する。

「ネスカフェ ドルチェグスト メキシコ―チアパス―」(12杯分)は「同コロンビア―シエラネバダ―」(12杯分)に次ぐシングルオリジンのオーガニック豆を100%使用したカプセル。

ヘーゼルナッツやプラムのような風味が特徴で、量は「一番売れているセグメントである、たっぷり飲める200㎖のマグカップサイズとなっている」。

既存品は各種のパッケージを刷新するほか、売れ筋№1の「レギュラーブレンド」(16杯分)から大容量サイズの30杯分を新発売する。16杯分よりも買いやすいユニットプライスを予定している。

各種の新パッケージは「『ドルチェ グスト』の基本カラーである白を基調に、よりシンプルでよりプレミアムに感じてもらえるようにした」。

この中でブラックコーヒーとカフェオレの商品は紙質を加工しコーヒーの麻袋を連想させるデザインを採用し、ブラックコーヒーのみ主要生豆生産国をパッケージ前面に記載する。

プロモーションでは「ネスカフェアプリ」のダウンロード数が昨年末にポイントプログラムを開始してから半年で17万7千人を突破した。

「ポイントを貯めて景品と交換するシステムで、IoTモデルではさらにポイントが貯まる。今秋はリコメンデーション機能を付けて消費実態に合ったカプセルを提案していく」。

RC全体では、9月2日からスタバの家庭用RCをスタバの店舗以外のチャネルで発売開始する。袋入りの粉と簡易抽出の2形態でギフトを含め21品を取り揃える。

スタバ製品を担当する高岡二郎飲料事業本部スターバックスCPGビジネス部部長は「自宅で楽しめるスタバ製品の消費は今後大きく伸ばせる可能性があると考えている」と語る。