バッカルドリン社製品を披露 J-オイルミルズが製パン技術講習会

J-オイルミルズはこのほど、東京・八丁堀のおいしさデザイン工房で「製パン技術講習会」を開催。ベーカリー関係者を対象に今春から輸入販売を開始したオーストリア・バッカルドリン社の製パンミックスを使用したパン作りやアプリケーション事例を紹介した。

バッカルドリン社は1964年にオーストリア・リンツで創業。今日ではヨーロッパ5大総合製菓製パン原材料メーカーの一角に成長。オーストリアのほか、ヨルダン、メキシコ、ロシア、南アフリカ、スイス、ウクライナに生産工場を構え、世界14現地法人を展開。グローバル展開を加速しており、日本では今春からJ-オイルミルズが輸入販売を開始した。

バッカルドリン社は製パンミックス・改良材など、11カテゴリー700製品をラインアップ。本国オーストリアやヨーロッパ市場では、特にクリーンラベルやオーガニック製品で強みを持つメーカーとして知られている。来年の東京五輪を前に外国人観光客の増加が予想される中、J-オイルミルズの丸川浩油脂加工品事業部長は「近年の食品業界でニーズが高まっている
①健康訴求
②安心・安全
③作業の効率化
――などの要望に応える製菓製パン素材として、日本市場でバッカルドリン社製品の展開を広げていきたい」と説明。

穀物がぎっしり詰まった「ベジパン」も紹介(・バッカルドリン)
穀物がぎっしり詰まった「ベジパン」も紹介(・バッカルドリン)

講習会では今春から販売を開始したバッカルドリン社のミックス製品5アイテムを使ったパン作りについて、デモンストレーションを交えながら紹介した。

主力アイテムの「コーンミックス」はドイツ語で穀物を意味するミックス粉で、ライ麦・大豆・アマニなど栄養バランスと汎用性に優れているのが特徴。フランスパン生地に混ぜて、オーストリアの国民的なパン「コーンスピッツ」が手軽に作れることや、「コーンスピッツ」を使ったサンドイッチなどのアレンジメニューを紹介した。

2月のモバックショーでも注目を集めた、数種類の穀物素材を丸ごと配合した「ベジパンミックス」は、穀物がぎっしり詰まった「ベジパン」や「ベジパンバー」を提案。ビーガンやベジタリアン向けのメニューだけでなく、レジ横でのメニューとしても売上げアップが期待できるという。

そのほか、チョークベリーを配合した「アロニアミックス」、ターメリックを配合した「クルクマミックス」を使った色鮮やかなパンメニューや、液状油と水を加えるだけでマフィンやケーキ生地が作れる「ヴィエネーゼケーキミックス」を使ったアレンジメニューを紹介した。

J-オイルミルズでは、バッカルドリン社の製パンミックスをラインアップに加えたことで、製パン製菓向けの提案活動を加速。油脂やマーガリン、スターチなどの幅広い素材とノウハウによるシナジーを創出し、ベーカリー市場での新たな価値提案を広げていく。