親子で学習「アミノ酸」「SDGs」 フードロス問題で講演も 味の素

味の素社は7月29日、神奈川県川崎市の味の素グループうま味体験館で、「夏のリコチャレ2019イベント いのちのもと~アミノ酸のひみつ」(アミノ酸のパワーによるSDGsへの貢献について学んでみよう!)を開催した。

これはアミノ酸に関する広報活動の一環として、内閣府男女共同参画局主催の「理工チャレンジ」に参画。小中学生に「いのちのもと」であるアミノ酸について学ぶことを通してサイエンスに興味をもってもらおうと企画されたもので、当日は小中学生の親子約40人が参加し、クイズや実験を通してアミノ酸やSDGsについて学んだ。

開催に先立ち味の素の髙取幸子広報部サイエンスコミュニケーショングループ長は「味の素社は今年で創業110周年になるが、110年前は日本人の栄養状態は満足できる状況ではなく、これを何とかしたいという思いから味の素が開発された。今でもおいしく食べて健康がグループの基本理念となっており、今回のプログラムにおいても、創業時から脈々と続いている味の素とSDGsについて皆さまと考えたい」とあいさつした。

参加者は、うま味体験館内のシアターを見学したあと、第1部では味の素社の平林由理氏とともに「アミノ酸って何?」をテーマに実験を開始。「地球上のすべての生き物はほんとうにアミノ酸でできているのか」を実験しながら確かめ、「地球上の生き物はアミノ酸でできている」「アミノ酸がつながったものがタンパク質」「食べ物にはアミノ酸が含まれ、毎日アミノ酸を食べている」「アミノ酸を活用するにはほかの栄養素も大事」などを学んだ。

フードロス問題を講演する井出留美氏
フードロス問題を講演する井出留美氏

第2部では「SDGsに貢献するアミノ酸」をテーマにフードジャーナリストの井出留美氏がフードロス問題から考えるSDGsについて講演。「2030年までに食品ロスを半分に減らさなければならない」「賞味期限と消費期限の違い」「優れた農家はブタのエサのアミノ酸のレベルを変えている」「粒が揃わない苺だけを安く売っている店もある」「賞味期限が過ぎた卵は加熱すれば食べられる」「ハンバーガー1個に3千リットルの水を使う」などクイズを交えて講演、最後に「家庭で食品ロスを減らせる方法は、冷蔵庫の中身を調べる、お腹がすいている時は買わない、限定品に迷わない、備蓄にはローリングストックを活用する」などとし、「食品ロスは身近なところからなくそう」と語った。引き続き太田史生氏が味の素社がアミノ酸を使ってSDGsに貢献していることを紹介した。

第3部では味の素社で働く理系出身女子社員により、海外を含め全国各地のさまざまな部署で女性が活躍している実態を紹介した。