多様化する決済 煩雑さも

朝、家を出て電車に乗り、出勤前にコンビニでコーヒーと昼食の弁当を購入。帰りも電車に揺られ、家の近所のコンビニで夕食とデザートを買って帰る。こうした生活パターンが主流なら、交通系のICカード1枚あれば、1日中財布を出すこともなく終わる日が多いかもしれない。キャッシュレス生活は便利である。

▼消費増税に伴い、実施される予定のポイント還元。対象が中小の小売店にまで広がり、消費者にとって買い得感と利便性は大きく増すと思われる。一方で軽減税率の導入により、ただでさえ現場での混乱が予想される中、ICカードにクレジットカード、そしてQR決済など多様な支払方法に煩雑さも増す。

▼とりわけ、スマホによるQR決済はさまざまな特典をアピールしながら急速に普及しているが、手軽さの一方で選択肢の多さに戸惑う利用者も少なくないのではなかろうか。不正利用による不信感も拭えない。

▼思えば、これまでいろいろな特典につられクレジットカードの所有枚数を増やしてきた。だが、本当に利便性を実感したのは、使うカードを「これ1枚」と決めてからだった。