健食専用の物流拠点竣工 品質保証部も併設 アピ

健康食品、医薬品、蜂産品の総合受託メーカー・アピ(岐阜県岐阜市、野々垣孝彦社長)は8日、関係者を招き「アピクォリティ&ロジスティクスセンター(以下、QLC)」(岐阜県本巣市)の竣工披露宴を開催した。

QLCは同社の健康食品総合受託事業の物流拠点として計画したもので、物流センターの竣工に合わせ、品質保証部も同センターに移転。物流機能では、マテハン機器・情報システムの自動連携と省力化を実現、品質保証については、保管製品の品質確保と衛生管理の徹底に加え、最新の分析器機を導入し、食の安心、安全を確保できる。なお本稼働は9月以降の見通し。

同社はこれまで揖斐川工場に健康食品の物流拠点を集約していたものの、揖斐川工場およびネクストステージ工場、池田工場など、各工場の受託事業の拡大により、専用センターが必要となっていた。

野々垣孝会長(アピ)

新物流拠点は設備管理システム(WCS)を導入し4台のトランスライナーが自動倉庫(2730パレット)に入庫する全自動化を実現。効率性の高い作業導線と自動化によって作業時間の短縮、省人化を可能にした。

また、本社および全工場から30分以内の立地となっており、品質保証部と各関連部署との連携も迅速化できる。

一方、品質保証部には、検査時間や試薬を大幅に削減できる最先端のマイクロ波前処理装置、残留農薬・動物薬否定検査の設備を導入した。

見学会終了後の竣工披露宴で、野々垣孝会長は「健食受託事業を池田工場でスタートした22年前は売上高80億円。前期は売上高360億円に成長できた。医薬品事業ではワクチン受託製造、輸出も行っているが、健食もまた今後の成長産業だ」とあいさつ。

藤原学・本巣市長が来賓祝辞を述べたのち、小川一章常務の乾杯の辞で開宴した。

中締めであいさつした野々垣社長は「私たちの目指すのは“品質”と“モノ作り”これに今回“ロジスティクス”が加わる。今後AI、ITも取り入れながらより高いお客さまへのサービスにつなげたい」と力強く抱負を述べた。

QLCの概要は以下の通り。

▽所在地=岐阜県本巣市国領200番地、敷地面積・構造=1万4690㎡、地上4階建て、RC造、延床面積=1万9285㎡、建築投資額36億円。