セブン-イレブンついに沖縄進出 既存2社との激戦必至

セブン-イレブン・ジャパン子会社のセブン-イレブン・沖縄(本社・沖縄県那覇市松山、久鍋研二社長)は11日、沖縄県に14店を出店した。今後、那覇市を中心としたエリアに複数店舗を同時オープン。24年7月末までに約250店の出店を目指す。

セブン-イレブン・ジャパンは17年6月、沖縄県への進出を表明し、同年10月に100%子会社のセブン-イレブン・沖縄を設立。以降、万全の商品供給体制構築に向け、デザートを製造するフリジポート「沖縄うるま工場」(うるま市)、米飯、麺類、惣菜、調理パン等を供給する「武蔵野沖縄」の「沖縄工場」(浦添市)新設など、工場や配送センター設置などのインフラ整備を進めてきた。

また、3年前から「ハイサイ!沖縄フェア」を開催するなど、定期的に地元沖縄の消費者の嗜好や沖縄県産の原材料を使用した商品開発などを行うことで、エリアニーズの分析を重ねており、こういったオリジナル商品の開発や質の高い商品の製造を通じ、エリアニーズに対応できる店舗運営を目指していく意向だ。

沖縄県では、ファミリーマートが1987年、ローソンが1997年、沖縄県に進出。現在の県内店舗数は、ファミリーマートが約325店舗、ローソンが233店舗(6月末現在)。セブン-イレブン・ジャパンは先行する2社を、「5年間で250店」という出店攻勢で追撃する構え。

迎え撃つ2社は、既に強固な地盤を確立している。ファミリーマートは沖縄県の小売企業リウボウインダストリーと共同出資して87年に沖縄ファミリーマートを設立。以来、地域に密着した店舗運営と商品開発を推し進めている。

ローソンも2009年、地元SMのサンエーとの共同出資によりローソン沖縄を設立。地元沖縄限定の定番商品を数多く開発し、地元の消費者からの支持も厚い。地元企業との協力関係を強化してきたファミリーマートとローソンに対し、セブン-イレブン・ジャパンがどのように出店計画を進めていくか、今後の動向が注目される。

合同ターンキー式開催 沖縄市場での成功を祈願

「合同ターンキー式」に集結したオーナーと従業員ら(セブン-イレブン・沖縄)
「合同ターンキー式」に集結したオーナーと従業員ら(セブン-イレブン・沖縄)

セブンの沖縄初出店に先立ち、10日に那覇市のロワジールホテル那覇で「合同ターンキー式」を開催。8月までに開業する全17店舗のオーナーおよび従業員約180人や本部関係者約120人が出席した。

久鍋社長は「ようやく沖縄県に14店舗を初出店する運びとなった。ここまでに至ることを考えると感無量な気持ちでいる。支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れることなく、オーナーや従業員の皆さんと一緒になって、私どもでしかできない独自のサービスを提供し続ける。そういった気持ちを常に大切にしながら、皆さんがこれから成功できるよう全力でバックアップしていく」とあいさつした。

加盟店オーナーや従業員からの決意表明の後、加盟店オーナーへの研修修了証の授与を行い店舗のキーを手渡した。結びは加盟店一同の記念撮影を行った。

11日に出店した店舗は国際通OTSビル店、国際通松尾1丁目店、新天地浮島店、那覇小禄1丁目店、那覇金城2丁目店、那覇新都心公園前店、那覇松山1丁目店(以上、那覇市)、糸満兼城サンプラザ糸満店、糸満座波店、糸満真栄里東店(以上、糸満市)、豊見城金良店、豊見城中央店(以上、豊見城市)、北谷北前1丁目店(北谷町)、東風平JAおきなわ店(八重瀬町)。

これら店舗では、全国で販売する人気商品に加え、「沖縄県出店記念商品」として沖縄県を代表するメニュー「TACORICE(タコライス)」や「ゴーヤーチャンプル丼」、宮古島市産玄蕎麦を使用した「もりそば」など沖縄独自の13商品の販売をスタートした。