大きくなったら何になる?

数年前、甥が「ユーチューバーになりたい」と言った時は、ウルトラマンやポケモンと同義語くらいに思っていたが、いまや“職業”として認知を得た感がある。「面白いことをやって暮らしている」のが良いらしい。ただ、大きく成功した者がいる一方で、名を売るため世間に迷惑をかける輩が後を絶たないのは嘆かわしい。

▼そんな当世、「大きくなったらコンビニをやりたい」という子供は稀だろう。70年代前半、日本に上陸したコンビニは、独自の進化を遂げ80・90年代に急成長。子供よりむしろ、一国一城の主を夢見る脱サラ組の受け皿となった。

▼11日、セブン-イレブンが国内最後の空白地・沖縄県に進出。既にファミリーマート、ローソンが盤石の店舗網を敷く中、5年・250店体制を目指すという。

▼人手不足を背景とする24時間営業の見直しや廃棄ロス問題など、ビジネスモデルの根幹にメスが入ったコンビニ業界。もはや誰もが成功するパッケージではない。新たな船出を決意した人たちが「コンビニ経営は面白い」と思えるよう、自浄作用を機能させるときだ。