「まずもって、おいしい」 豆乳ヨーグルトじわり浸透 ポッカサッポロ

ポッカサッポロフード&ビバレッジの大豆・チルド事業の中核をなす豆乳ヨーグルト商品は、4月から新戦略を遂行し6月に前年を大幅に上回る伸びをみせた。

新戦略とは、大豆から豆乳を搾汁する工程からその豆乳の発酵、豆乳ヨーグルトの充填までを一貫製造する唯一無二の群馬工場が3月下旬に稼働したことによるもの。

同工場では新たに「おいしさ丁寧搾り製法」を導入、4月2日に大型容器の「SOYBIO(ソイビオ)豆乳ヨーグルト プレーン無糖400gカップ」を新発売した。

この販売動向について、3日都内で開催された発酵豆乳イソフラボンフォーラムで取材に応じた大槻洋揮執行役員大豆・チルド事業本部長は「チルド売場はドライのように発売日に一斉に新商品を並べてもらう“垂直立ち上げ”が難しい。加えて日配品のためブランドスイッチのハードルも高い。こうした中で、一度試してくださったお客さまから“まずもって、おいしい”とご評価いただき、地道に伸ばしている」と振り返る。

主要購買層は30~40代女性。発酵豆乳イソフラボンフォーラムの第一部では、ヨーグルトや豆乳にはない、豆乳を乳酸菌で発酵させてつくられる豆乳ヨーグルトそのものの価値を伝えることを目的に、東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科の上原万里子教授、作家の阿古真理氏、女優の加藤ローサさんを招き基調講演とパネルディスカッションが開かれた。

上原教授は豆乳を発酵させるメリットについて「豆乳の中のイソフラボンには、糖(糖鎖)が付き、腸から吸収されるときに糖鎖が切り離される。豆乳を発酵させると、糖鎖を切る酵素の活性が上がりアグリコン型のイソフラボンが増えて吸収量がアップし、生体内のイソフラボンが増加する」と説明する。

イソフラボンの生理機能としては、がん、骨粗鬆症、メタボ、更年期障害などを予防する可能性があると言われている。

「ソイビオ豆乳ヨーグルト」は秋口に試食販売を強化する構え。

大槻本部長は「アレンジレシピを紹介しながら試飲販売すると圧倒的に売れることから、この活動を地道に行っていく」と意欲をのぞかせる。

(左から)上原万里子教授(東京農業大学)、加藤ローサさん、大槻洋揮執行役員(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)、作家の阿古真理氏
(左から)上原万里子教授(東京農業大学)、加藤ローサさん、大槻洋揮執行役員(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)、作家の阿古真理氏

同フォーラム第2部では、加藤ローサさんが夏から秋に向けての「ソイビオ豆乳ヨーグルト」を使ったスコーン、スムージー、パンケーキ、サラダのオリジナルレシピを紹介した。

エクステンションでは、「家庭外の飲用オケージョンを広げる」ことを目的に、ドリンクタイプの「同180gストロー付きカップ」を首都圏エリアと長野県で6月11日から発売している。

大豆・チルド事業の柱のひとつであるアーモンド飲料「アーモンド・ブリーズ」は「伸長の余地は物凄くある」との見方の下、市場にはない商品展開に注力。5月20日にリキャップタイプの容器に入った「アーモンド・ブリーズヘルシーサポートプロテイン330㎖紙」を1都6県、山梨県、長野県で新発売。5月27日にはチルドカップ「アーモンド・ブリーズカフェスタイル200㎖カップ」を新発売した。