七夕に100歳迎えた「カルピス」 社員1400人、全国500店で感謝

1919年7月7日の七夕の日に発売された「カルピス」が発売100周年を迎えた。長年の消費者への感謝の意を込めて、アサヒ飲料は、恒例の量販店での社員による試飲販売会を強化して全国展開した。

この2日間、昨年よりも300人ほど多い約1千400人の社員が全国の各店頭に立ち、試飲販売や抽選会などのイベントを実施。実施店舗数も昨年の392店から502店へと拡大した。

「カルピス」の誕生日に関連する店頭での売上げの一部は「赤い羽根福祉基金」を通じて全国約100件の「こども食堂」に寄付される。昨年の寄付金額は2千600万円となった。

6日、東京都江東区北砂のイトーヨーカドーアリオ北砂店を訪れて社員とともにサンプリングした岸上克彦社長は「毎年思うことだが、『カルピス』を飲んでもらうとお年寄りからお子さままで笑顔になってもらえる。このことを私や社員が感じるのは理屈抜きに大事なこと」と語った。

イトーヨーカドーアリオ北砂店では、願いごとを書いて天の川をつくるスペースやオリジナルトリックアートがつくれるフォトスペースなどを設置。かき氷の提供や「カルピス」商品購入者を対象にしたオリジナルグッズが当たる“巨大ガラポン”による抽選会も行った。

岸上社長は今後の「カルピス」について、「まずは7―9月の最盛期に夏仕様の『カルピス』と『カルピスウォーター』を露出して100周年を訴求し、秋口の施策につなげていきたい」と意欲を示した。

市場環境については「1-6月の上期は大型PETの値上げなどいろいろなことがあった。下期に向けても、昨年は7月が酷暑で今年はその裏返しになり、さらに10月には消費増税を控えていて読みにくい。そのため、あまり頭の中で物事を決めつけないで環境の変化にフレキシブルに対応できるようにしていかないといけない」との見方を示した。