「福ごはんプロジェクト」 マルシェで売れ残った食材を再販売

フードロスの関心が高まる中で、新しいかたちのマナー向上プロジェクトを推進する社団法人Tokyo Good Manners Project(TGMP、東京都中央区日本橋浜町)は、2日からフードロス削減に向けたプロジェクト「福ごはんプロジェクト」を開始した。

東京を訪れる世界中の人々に日本文化の「グッドマナー」を楽しんでもらうための「TOKYO GOOD」をコンセプトにした活動の一環で、今回はフードロス問題に着目。“もったいない”という日本の美徳に基づいたグッドマナーによりフードロス削減に向けたアクションを起こすため、「残り物には福がある」という日本の文化に密着したことわざから着想を得て名付けられた「福ごはんプロジェクト」を開始した。

格式ある料亭や飲食店が多い浜町を中心拠点とし、定期的に開催されている「浜町マルシェ」で売れ残った食材を活用することでフードロスに対応。浜町に根付くカゴメ、明治座、建設技術研究所の3社は「浜町マルシェ」で売れ残った食材を「福ごはん」としてマルシェ当日より2~3割値引きして再販売した。

売れ残った野菜を調理(浜町マルシェ)
売れ残った野菜を調理(浜町マルシェ)

このうち2018年1月から「浜町マルシェ」で販売しているカゴメは、自社の飲食スペースにブースを設け、野菜など売れ残った食材を販売。営業本部広域営業部主任の湯地高廣氏は、「食材を生産する食品メーカーとしてフードロス問題にどう貢献できるのか、社内でも課題となっていたところ、浜町マルシェよりお声がけいただき、福ごはんプロジェクトに参加することになった。今までも使い切りタイプの少量ケチャップを販売するなどの取り組みを実施していたが、カゴメ一社だけではできない情報発信により今後もフードロス問題だけでなく地域活性化にも貢献していきたい」と語った。

なお、「福ごはんプロジェクト」発表会には売れ残った食材を使った料理の試食会が行われた。