中元、滑り出し好調 秋には歳暮限定品も アサヒビール

微減を繰り返す中元市場の中で、アサヒビールは前年比103~104%と好調に推移している。6月28日に日本橋三越本店で開かれたサンプリングイベントで倉地俊典広域営業本部長が明らかにした。

今中元市場もやや微減と予想するが、同社は102%を目標に掲げ、「スーパードライ」ギフトセットが108%と牽引。ギフト限定の「ジャパンスペシャル」群が140%以上と非常に好調な動きだ。一方でカジュアルギフトはアイテム数を絞ったこともあり前年割れ。

倉地本部長は最近のギフトの傾向として「贈り先が好きだから贈るものと、自分が目利きしたもの」に客の反応があるという。好調が続く「ジャパンスペシャル」については国産原料100%という“レア感”が受け入れられる一因とみており、三越とコラボした「冨嶽三十六景」缶も「贈り手の気持ちを伝えるもの」(倉地本部長)として順調な推移という。

今夏ギフトのみの「ジャパンスペシャル涼夏の香り」も好評。国産原料100%で、ALCも0・5%下げた5%とより夏向きの味わいが受け入れられているとみており、歳暮でも「ジャパンスペシャル」の限定品投入を検討する。

選挙が迫る中での中元商戦だが、倉地本部長は「昔のように選挙に左右されない。現在は個人から個人へ贈るのが主であり、ギフトに大きな影響はないだろう」と見通している。