店内作りたて惣菜でコンビニ対抗 近商ストアが初の都市型店舗

近商ストアはこのほど、都市型小型店1号店「Pochette俊徳道店」(東大阪市)をオープンした。生鮮食品や店内調理の惣菜を充実させるなど食品スーパーの強みを生かした品揃えと、ATMや公共料金の収納代行窓口サービスなどコンビニ並みの利便性の高さを備えた新業態。今後5年で20店、100億円程度の事業を目指す。近商ストアの新規出店は5年ぶり。

同店は近鉄俊徳道駅高架下に位置し、JR俊徳道駅至近でもあることから駅利用者にとって立ち寄りやすい立地にある。加えて、今春に駅前ロータリーが完成したことやおおさか東線が新大阪まで延伸したことで俊徳道駅付近の利便性はさらに向上、これらを背景に兼ねてから構想を練っていた都市型小型店の出店に至った。

近商ストアは都市型小型店を出店する条件として、鉄道の高架下や最寄り駅の1日の乗降客数が1万人程度、商圏300m内に1万人以上が居住、大型商業施設内などを挙げる。また、「昼間人口だけではなく、商圏内の居住者が多い都市部を選定していく」(木下道夫常務)方針だ。

「できたて感」を演出する売場(Pochette俊徳道店)
「できたて感」を演出する売場(Pochette俊徳道店)

取り扱いアイテム数は4千735品。チラシの投入やポイントセールは基本的には行わず、都市型小型店のオペレーションづくりに着手。インストア加工が可能な調理食品を自店で作ることで『出来たて感』を演出し、コンビニとの差別化を図る。出店計画は、「最初は高架下がスタートしやすいのでは」(同)とみており、大阪市内も視野に入れ進めていく。

【店舗概要】鉄骨造り平屋建て、売場面積450.68㎡、駐車10台(共用)、駐輪46台、営業時間午前7時から午後11時、レジ2台