ゼリー飲料に最注力 伊丹工場の新ライン今秋に稼働 ハウスウェルネスフーズ

ハウスウェルネスフーズのビタミン事業は今期(19年3月期)、前期好調だったゼリー飲料に注力していく。

前期は「C1000 ビタミンレモンゼリー」が前年比2.6%増、「PERFECTVITAMIN 1日分のビタミン」のゼリー飲料シリーズが43.7%増となった。

同社はゼリー飲料市場の今後の成長を見込み、13億円を投じ伊丹工場に口栓付きパウチゼリー製造ラインを1ライン新設し今秋をめどに稼働する。内製化により償却負担を上回るコスト削減を実現する。ブランドとしては「1日分のビタミン」「C1000」の優先順位で注力していく。

「1日分のビタミン」ブランドの190gボトル缶のドリンクは現在「グレープフルーツ味」「ベジタブル&フルーツ味」「オレンジ味」をラインアップしている。

C1000 グリーンレモネード(ハウスウェルネスフーズ)
C1000 グリーンレモネード(ハウスウェルネスフーズ)

ドリンク計の前期販売実績は、他のビタミン配合ドリンクなどとの競争が激化したこともあり前年を下回る結果となった。

ただし「1日分のビタミン」全体の販売実績はゼリー飲料の好調により22.5%増となった。

「1日分のビタミン」のゼリー飲料は前期、中でも「マスカット味」の活躍がめざましく「グレープフルーツ味」に次ぐ主力アイテムと位置づけている。

ビタミンは人が生きていく上で必要な五大栄養素のひとつで計13種類ある。同社としては、毎日の食事だけでビタミンをバランス良く摂取するのがなかなか難しいとみており、食品表示法で定められた「栄養素等表示基準値(2015)」に基づいてビタミン全13種類を配合した「1日分のビタミン」を訴求している。

20~40男女をメーンターゲットに置いているが、ビタミン全13種類を摂取する意味を理解してもらえれば年齢の幅が広がっていくとみている。

引き続き、同ブランドを知っているものの購入には至らない「認知・非購入者」に向けて喫食・飲用機会をつくっていく。

「C1000」ブランドはゼリー飲料が伸長したものの、140㎖瓶が苦戦し前期販売実績は前年を下回る結果となった。

Vitamin's Select 1日分のおいしい鉄分(ハウスウェルネスフーズ)
Vitamin’s Select 1日分のおいしい鉄分(ハウスウェルネスフーズ)

夏場の施策としては、6本パックにクレンジングシートをベタづけした販促を展開していく。瓶の売れ筋は「ビタミンレモン」「ビタミンレモン コラーゲン&ヒアルロン酸」「ビタミンレモン クエン酸&ローヤルゼリー」の順。

健康食品事業ではゼリー・乳酸菌を内製化する一方、PETはターゲットを絞って展開していく。3月4日には「C1000」ブランド初の機能性表示食品となる「C1000 グリーンレモネード」を発売開始した。

同商品はレモン果汁とクエン酸によるさわやかな酸味のおいしさが特徴で、機能性関与成分クエン酸3000㎎が含まれており、継続摂取により日常生活や運動後の疲労感を軽減する製品として訴求している。

「C1000」ブランドに対するニーズとは異なる女性層の獲得に向けた新ブランド「Vitamin’s Select」を立ち上げ、3月25日には「Vitamin’s Select1日分のおいしい鉄分」をコンビニ、駅売店で発売開始した。「Vitamin’s Select」はビタミンと栄養・健康サポート素材を組み合わせた製品設計を軸足に置き、第1弾の「1日分のおいしい鉄分」は女性の摂取意向が高く不足しがちな栄養素である鉄をテーマに開発された。

同商品にはビタミンB群2種(ビタミンB12、葉酸)に、赤血球をつくるのに必要な栄養素である鉄を6.8㎎配合している。