熱中症シーズンが到来 補水液、氷菓、塩飴など混戦

熱中症が今や深刻な社会問題となっており、食品、飲料メーカーは対策商品を強化している。熱中症による救急搬送は、真夏日(最高気温が30度以上)になると発生し始め、猛暑日(35度以上)になると急増。今年も梅雨明け後には猛暑が予想されており、対策が急がれる。

対策商品はスポーツドリンクや経口補水液、麦茶、氷菓などが中心だが、塩分補給の観点から梅干や塩飴、塩グミなども出回っており、塩分タブレットの中には早くも品切れの商品もあるという。流通でも7月から量販各社が熱中症対策コーナー、暑さ対策コーナーを開設。ドラッグストアではスポーツドリンクや経口補水液を店頭に押し出し、こまめな水分補給を呼びかけている。

「7~8月の日中、最高気温が高くなった日に熱中症の患者数が増加する。熱帯夜が続くと、夜間も体温が高く維持されてしまうため、熱中症が起こりやすい」(大塚製薬)と言われている。

2001年から経口補水液「オーエスワン」を販売している大塚製薬工場は、年間を通して水分および電解質の重要性を訴求。味の素はPET飲料とゼリータイプの経口補水液「アクアソリタ」で存在感を保っている。

昨年の酷暑の中、新たな熱中症対策製品として大きな反響を呼んだ大塚製薬の「ポカリスエットアイススラリー」。今年も深部体温に着目して期間限定で販売。春から通信販売と安全衛生の専門流通でも販売を開始し、今夏は動向を見て、その他の流通への拡大も検討している。

伊藤園は6月から国産果実を使った瀬戸内産のレモンの果汁を使用した「日本の果実 瀬戸内レモン」をさわやかな味わいの熱中症対策飲料として売り出す。

キリンビバレッジの「ソルティライチ」は、今年もサンプリングなどを通じてマーケティングを強化する。

また、アサヒ飲料は「脱水対策 十六茶」の中味とパッケージをリニューアルして6月から全国で期間限定発売。

サントリー食品インターナショナルは5月から順次、水分・塩分補給のできる「ニチレイ 太陽の塩アセロラ」「GREEN DA・KA・RA 塩ライチ&ヨーグルト」「塩のはちみつレモン」といった熱中症対策飲料を発売している。