肉代替市場に二の矢「ゼロミート ソーセージタイプ」 大塚食品

大塚食品は、スーパーの店頭で肉代替商品のコーナーを創出すべく、大豆を使った肉不使用の「ゼロミート」シリーズを拡充していく。

昨年11月に関東エリアを中心に発売した「ゼロミート デミグラスタイプハンバーグ」と「同チーズインデミグラスタイプハンバーグ」の2品は、よりおいしい味わいを追求した新処方に変更し、販売エリアを甲信越、中部、北陸、近畿へと拡大して6月18日にリニューアル発売する。

同日には同シリーズ第2弾として「ゼロミート ソーセージタイプ」も関東エリア中心に先行発売する。

11日本社で発表した嶋裕之新規事業企画部部長は今後の方向性について「『ゼロミート』はもちろん、さまざまな他メーカーの商品が入ってくることで肉代替のコーナーが日本でも普通にあるようにしていく」と述べる。

大豆を使った肉代替商品は、健康意識の高まり・世界的な人口増加・環境(畜肉に比べ穀物のほうが水使用量などを削減)の3つの課題解決の観点から、今後の成長が見込まれる。

メーンターゲットは、ベジタリアンではなくフレキシタリアンと呼ばれる「肉を食べたり食べなかったりする層」。

嶋裕之部長(大塚食品)

欧米では、ベジタリアンの比率が全体の10%弱で、フレキシタリアンが40%近く占めているという調査データがあり、「今後市場が伸びていく一番の原動力になるのがフレキシタリアン」とみている。

日本では、このフレキシタリアンは“肉を好むが我慢して食べるのを控えている”糖質制限者と一致し、全人口の15%を占めていると同社は推定する。

ネオマーケティング社の調べでは、1千人のうち糖質制限者は47.6%を占め、その中の3割が“肉を好むが我慢して食べるのを控えている”層となる。この3割のうち7割が肉代替商品を使いたいと思っているという。

第1弾のハンバーグタイプは多くのメディアに取り上げられたこともあり、「小売チェーンさまから非常にたくさんのお声を掛けていただいた」と振り返る。

今回、ハンバーグの味覚で主に見直したのは大豆臭を低減。「展示会で1万人以上、店頭で8千人近くの方々に試食をしてもらったところ、一部の方から大豆臭さを気にされる方がいたので、そこを改善した」。

将来に向けてはジューシーさも追求する。「エネルギーや脂質のバランスを大きく崩さないままに、いかにジューシーにするかが次の課題」と意欲をのぞかせる。