「カルピス」初の見学施設 100周年記念し10月公開

「カルピス」の生みの親である三島海雲は教師を経て雑貨商となり1908年(明治41年)、30歳のときに仕事で内モンゴルを訪れた。元来病弱だった海雲は長旅ですっかり疲れ果ててしまったが、遊牧民らに勧められ、乳を乳酸菌で発酵させた白くて酸っぱい飲み物を毎日飲んでいたところ、胃腸の調子が良くなり、体調もすっかり回復した――。

これが「カルピス」の原点となる酸乳と海雲との出会い。シアター形式のファンタジー映像の上映でこの出会いが追体験できるほか、「カルピス」の製造工程、さらには「カルピス」のおいしさが体感できる見学施設がアサヒ飲料群馬工場内に新設される。

名称は「カルピス」みらいのミュージアム。来場者がここでの体験を通じて「カルピス」の想いを次の100年、またその先の未来へつなげていく一員となるという願いを込めた。

一般公開は10月を予定し、施設概要の詳細については後日発表される。

ファンタジー映像は、日本を代表するアニメーション作画監督の小田部羊一氏がキャラクター原案で参加。「カルピス」の生みの親・三島海雲の声は、俳優の松田洋治氏が担当する。

群馬工場は1972年の操業以来、「カルピス」「カルピスウォーター」などを製造する関東の主力工場として稼働。今後は、「カルピス」ブランドの拡大に向け、約90億円を投じて群馬工場の製造ラインを増強する。

「カルピス」の発酵乳設備を刷新し6月に稼働するほか、20年5月の稼働を目指してPET容器を内製化できるアセプティックPETラインを新設する。従来の3ラインから4ラインに増設することで、年間製造能力を従来の1.3倍の3千900万ケースに高めていく。