大塚HD 23年に事業利益2千億円へ 「ポカリスエット」海外で拡大

大塚ホールディングスは5月30日、年平均成長率10%以上の事業利益成長を業績目標とする第3次(19~23年度)中期経営計画を明らかにした。

18年事業利益は1千209億円。これを年平均成長率10%以上で2千億円へと引き上げていく。この業績目標について樋口達夫社長兼CEOは「医療とニュートラシューティカルズ(NC)の主力製品とブランドの着実なオーガニックの成長により実現可能。また10%以上の利益成長を確保しつつ、積極的な研究開発投資を行い、次期中期計画以降の利益を牽引する新薬開発に注力していく」と説明した。

23年売上収益は、18年比4千80億円増の1兆7千億円を計画。この増分のうち医療グルーバル4製品と医療新製品群で2千900億円、NC主要3ブランドとNC育成3ブランドで800億円を狙う。

NCの800億円増の計画のうち、「ポカリスエット」「ネイチャーメイド」N&S(ニュートリション エサンテ社)製品の主要3ブランドで400億円、「エクエル」「ボディメンテ」デイヤフーズ社製品の育成3ブランドで400億円を見込む。

「ポカリスエット」は海外で年平均成長率9.4%を計画し、23年度以降の長期で1千億円ブランドへの成長を目指す。この1千億円ブランドの目標について「『ポカリスエット』の(現在の)売上げは公表していないが、かなりそういった数字には近いところにきている。早く加速して育てていきたい」と意欲をのぞかせた。

プラントベース食品にも期待を寄せる。「大塚食品の『ゼロミート』もご評価いただいている。いろいろな植物性の原材料を使うことで、いろいろな打ち出し方ができると思っている。あとは地域に合わせた形でいろいろやっていきたい」と語った。

NCの事業領域では、IoTなど第4次産業革命時代を見据えた不調時のセルフメディケーションにも着目する。「これまでは体の検査は症状が現れるまで認識できず、軽い症状であれば我慢されている方が多いと思うが、これからは不調の際にもデジタル情報としてとらえることができるようになるのではないか。個人で積極的に健康管理ができる時代になると思う」と述べた。