長野県の健康プロジェクト支援 カルピスで健康メニューを提案 アサヒ飲料

アサヒ飲料は23日、長野県が進める「信州ACE(エース)プロジェクト」活動に賛同し、プロジェクトを普及・啓発するための覚書を結んだ。同社は、昨年から社内活動を中心とした「アサヒ飲料 健康 チャレンジ!」を立ち上げたが、この一環として自治体や大学などとも連携し、地域・コミュニティの健康課題解決に向けた取り組みを推進。昨年は未病領域で健康促進を進める神奈川県と覚書を結んでおり、県単位の取り組みは長野県が2県目となる。

長野県が展開する健康づくり県民運動「信州ACEプロジェクト」は、脳卒中などの生活習慣病予防に効果のあるAction(体を動かす)、Check(健診を受ける)、Eat(健康に食べる)の頭文字を組み合わせ、世界で一番(ACE)の健康長寿を目指す想いを込めた取り組みで、これを「アサヒ飲料健康 チャレンジ!」活動と連携させる。

アサヒ飲料が提供する絵本冊子「エースでねらえ!しあわせ健康長寿」
アサヒ飲料が提供する絵本冊子「エースでねらえ!しあわせ健康長寿」

具体的な取り組みは、日常の中で簡単に始められる健康のための取り組みが、親子で学べる絵本冊子「エースでねらえ!しあわせ健康長寿」をアサヒ飲料が2万冊作成。スーパーと連動して行うイベントや県主催の健康イベントで配布し、プロジェクトのコンセプト普及につなげる。

また、地元テレビ局、地元スーパーと連動して、「カルピス」と地元食材を使った減塩レシピを「ACEメニュー」としてテレビ番組で紹介。地元スーパーの店頭でも、「ACEメニュー」と長野県との親和性が高い「発酵」をテーマとした企画を展開。このメニューは長野県庁内の食堂でも提供する。

覚書締結式で長野県の阿部守一知事は、「長野県は男女とも全国3位以内という長寿県だが、人生100年時代に向けて健康を維持、増進するための課題もある。企業や個人が健康増進の重要性を具体的に意識してもらうかが重要で、これまで培ってきたアサヒ飲料の知見やノウハウ、ネットワークの協力を仰ぎたい」とあいさつ。

一方、アサヒ飲料の岸上克彦社長は、「当社は健康、環境、コミュニティパートナーシップを最優先に事業活動している。健康チャレンジ活動の一環として社員自身が健康を考え、学び、自治体や研究機関などと一緒に商品やサービスも提供したいと考え、長野県が進める信州ACEプロジェクト活動に賛同した。ハンドブックの制作とともに、発酵をテーマにカルピスを使って地元県産の食材と一緒になったメニューを提案する」などと語った。

また、大越洋二常務は「信州ACEプロジェクトに協力し、バランスのとれた食事提供に寄与したい。食事における塩分摂取が増える中で、カルピスを使うことでコクやまろやかさが保たれ、塩分摂取が抑えられる効果もある。ゆるやかな貢献だが、ゆるやかだからこそ日常生活に取り入れられやすいメリットもある」と語った。