日本紅茶協会80周年で式典 健康機能発信など強化へ

日本紅茶協会は24日、明治記念館で「創立80周年記念祝賀会」を開催し、約120人が出席した。

冒頭にあいさつした堺弘行会長は「当協会は1939年に設立、84年には現在の呼称に変更するなどの変遷を経て現在に至っている。戦前より紅茶文化を担う国内外の方々に支えられてきたが、ここまで長く活動している業界団体も珍しい」と足跡を振り返る一方、具体的な活動について「10年前と比べ、ジュニアインストラクターは700人増えシニアインストラクターは20人増えた。ここ数年、養成の申し込みも増える傾向にある」と現状を説明。

今後については「日本の紅茶輸入量は現在1万6千t強で、10年前に比べると若干減っているが、底を打って回復ぶりをみせている。昨年から徐々にインフルエンザ対策や健康面に関する情報発信を増やしており、こうした取り組みで出荷が増加しているというのは明るいニュース。引き続き消費拡大につながるよう施策を増やして紅茶のポジションを押し上げていきたい」と述べた。

スリランカ紅茶局より記念品が贈呈
スリランカ紅茶局より記念品が贈呈

来賓を代表して壇上に立った農林水産省生産局の谷睦枝地域対策官は「近年、ライフスタイルの変化などを理由に紅茶についてもペットボトル飲料などの簡便化が進んでいる。その一方で健康機能などに注目が集まり、味や香りはもとより手軽さ、見栄え、さらには生活習慣病予防、抗ウィルス作用、リラックス効果なども消費者から評価されている。農水省としては紅茶を含む茶の安定供給と消費拡大に向けた取り組みを進めていきたい」とした。

その後、スリランカ紅茶局による記念品が在日スリランカ大使館のダンミカ・ディサーナーヤカ特命全権大使から堺会長に贈られ、柴田裕副会長の乾杯の発声により懇親会に移った。