改元関連商品が活況 祝賀ムード演出で引合い強まる

5月1日の改元を控え、祝賀ムードを演出する商品の引き合いが強まっている。

山口県宇部市の宇部蒲鉾では「けずりかまぼこ」を新元号の売場企画に使いたいという要望が増えている。同商品は日配品のかまぼこを独自製法で薄くスライスすることで、常温で扱えるようにしたもの。広域営業課の中村大輔課長は「かまぼこの扱いづらい面を解消し、風味と食感は残した」と特徴を説明する。

もともとは5年ほど前に発売した商品だが、ここにきて引き合いが増えている理由は「けずりかまぼこ」が赤と白の2色を揃えるためだ。このレギュラー品とは別に、紅白を詰めたパッケージも用意した。レギュラーは40gで各500円だが、紅白のセットは4g×2袋入りで220円。少量で買いやすく、贈答用や引き出物のほか、和紙を使っているためインバウンド向けの土産としても期待する。「既存のかまぼこで市場を伸ばすのは難しいが、『けずりかまぼこ』で新しい使い方を広げていきたい」(中村課長)。

「極聖 ありがとう平成の時代 純米酒」(宮下酒造)
「極聖 ありがとう平成の時代 純米酒」(宮下酒造)

岡山市の宮下酒造は自社ブランド「極聖(きわみひじり)」の限定記念品、「ありがとう平成の時代 純米酒」を発売した。岡山の酒米、アケボノを使った清酒。駅や空港などの土産物チャネルや百貨店を中心に「大変反応が良い」(林克彦営業課長)と強い手応えを感じている。箱入りで小売価格は1千200円と「買い得感のある値段にした」(同)。

今後は新元号が始まる5月1日に搾った酒とのセット販売を計画。「平成と新しい元号の両方で、今年1年売り込んでいきたい」(同)と意気込む。