東京のクラフトビール新登場 キリン「タップ・マルシェ」24銘柄に

キリンビールが展開する、1台で4種または2種のクラフトビールを提供できるディスペンサー「タップ・マルシェ」のラインアップに、石川酒造と東京の酒類卸のコンタツが共同で開発・販売する「TOKYO BLUESセッションエール」が11日に加わった。これでラインアップは12ブルワリー24銘柄となった。

「かつては東京を語れるクラフトはなかった」(津久浦慶明コンタツ社長)というが、東京の地で、東京の水で醸し、東京の名を冠したビールを作ろうと話がまとまり、「土産ではなく生活に溶け込むもの、名前でなく中身で売る」(同)との考えのもとで、15年に「TOKYO BLUES」が完成した。

東京・福生の石川酒造は明治20年にビール醸造に着手するも数年で撤退。「先祖がやっていたものをもう一度やりたい」(石川彌八郎石川酒造社長)と思いも強い。

今回の商品は柑橘系の香りが高いシトラ・アマリロホップを大量に使用。煮沸工程の終了間近にホップを全量投入する製法で、豊かなコクとフルーティーな香味、シャープな苦みを実現したという。

「タップ・マルシェ」は昨年3月から全国展開を始め、累計店数7千店を突破。首都圏でも昨年末で約3千店が採用。今年末には5千店を目指す。