ファミリーマート 中食部門を今期さらに進化 米飯・惣菜・冷食・日雑の強化徹底

ファミリーマートは19日、東京ビッグサイトで「2019年度上期商品政策説明会」を実施した。19年度は、戦略カテゴリーとして

①中食売場強化
②冷凍食品売場拡大
③カウンター売場強化
④日用品売場変更

の4点に注力。また、7月からスタートする自社バーコード決済「Famipay」など、デジタル戦略に基づく顧客接点の拡大も推し進めていく。世代別アプローチとしては、リアルとデジタルのシナジーをターゲット層に応じバランスよく追求。40代以上にはファミマのブランド強化、CMを活用した「面」の訴求で満足感向上を、20~30代には新規性や話題性など、SNS、ユーチューブ等を活用した「点」の訴求で新たな期待感を創出する。

具体的な商品施策として、①中食売場強化では特に米飯ならびに惣菜部門の商品力に磨きをかける。弁当類は、女性の購入比率が定温帯に比べて高いチルド弁当の売場を拡大。洋風、エスニック、野菜を豊富に使用した商品など、バラエティー感を高める。チルド弁当の構成比アップで売場ボリュームの維持、廃棄率削減も同時に進め、弁当カテゴリー全体の収益向上にもつなげていく。

対して男性比率が高い定温弁当は、ボリュームと製法にこだわった「イチオシ弁当」シリーズを昨年に引き続き投入。今春の新商品「大満足!てんこ盛弁当」のように、加盟店と一体になって開発した地区発信の商品を全国に広げていく。

おむすびはラインアップの見直しに着手。手巻きは9アイテムと現行のままだが、直巻きを2アイテム減らして5アイテムとし、健康系を2アイテム、高付加価値を1アイテム増やして、それぞれ4アイテム、3アイテムの構成に改める。

定番手巻きや高付加価値商品はさらにブラッシュアップ。健康系では、前2月期に5千万食を達成したスーパー大麦使用のおむすびシリーズで、今期は倍の1億食を販売目標に据える。加えて健康系では、プレミアム玄米「金のいぶき」を使った新商品を投入。さらに新機軸として、食べる調味料を中具に入れた“めしトモ”シリーズも展開していく。

「お母さん食堂」では、人気の中華メニューやプレミアムメニューの刷新・拡大、トップシールタイプのおかず・つまみ惣菜のサラダ系商品拡大や骨付きメニューの投入、魚系メニューのグレードアップなどを行う。

②冷凍食品売場の強化策としては、売場標準パターンを3枚(51アイテム)から4枚(73アイテム)に拡大するとともに、「お母さん食堂」シリーズのラインアップを拡充。冷凍フルーツやミックスベジタブルなど素材系の品揃えも広げる。

新型コーヒーマシン(ファミリーマート)

③カウンター売場では、昨年から進めている新型コーヒーマシンの全店導入が今年9月に完了予定。これに合わせ、より話題性の高い商品や新定番メニューの販売を計画。Mサイズの1・5倍の容量の「BIG」やグリコと共同開発した「アイス抹茶ラテ」の投入、「フラッペ」定番アイテムの刷新などを進める。

フライヤー商材では、女性をターゲットにした新商品「ポケチキ」を新発売。チルドの胸肉のみを使用、ナゲットと唐揚げの良いとこ取りをした商品で、軽い衣、肉粒間を感じるチキンのカット、ジューシー感が特徴。1口サイズで「小腹満たし」や「あと1品」のニーズに応える。5個入りで、プレーン、チーズ、ホットの定番3種と数量限定1種を常時ラインアップしていく。

今年については、これまで取り組んできた中食構造改革の集大成として、設備投資や商品供給体制のインフラ再構築もいったん着地にこぎつけたい考え。同社では、中食部門日商20万円(現在14万5千円~15万円)を当面目標に掲げており、その実現スピードをより高めていければというところだ。