サントリー天然水GREEN TEA 緑茶飲料に新風か 清冽な「天然水」で需要創造

サントリー食品インターナショナルは「サントリー天然水」から緑茶飲料「サントリー天然水GREEN TEA」(=写真)を4月16日に新発売する。「伊右衛門」よりも「天然水」が持つ清冽なブランドエクイティ(資産)のほうが響きやすい緑茶飲料のライトユーザー層を取り込み緑茶飲料の新カテゴリーを創造していくのが狙い。

19日都内で発表した柳井慎一郎常務執行役員ジャパン事業本部ブランド開発事業部長はターゲット層について「急須でお茶を入れる原体験のない20、30代を中心とした麦茶、ブレンド茶、ミネラルウォーターなどの無糖飲料を買い回っている回遊層」と説明した。

ターゲット層のインサイトについては、SNS疲れや育児・介護疲れなどの日々のストレスを背景に「緑茶味は好きだけど苦味・渋味の刺激が少ししんどいときがあり、飲み物くらいストレスなく楽に飲みたいというインサイトがあると考えている」。

この見方を受けて「GREEN TEA」の中味は、緑茶に含まれている爽やかな香り成分であるリナロールという成分を独自技術で最大化させるとともに、苦味・渋味を抑えるために低温で抽出。「この2つの工夫によって今までにない爽快で軽やかな味わいを実現した」。

柳井慎一郎常務(サントリー食品インターナショナル)
柳井慎一郎常務(サントリー食品インターナショナル)

ストレスフリーでゴクゴク飲める新感覚の緑茶を訴求するため鮮やかな液色も追求。「お茶の成分であるクロロフィルを褐色に変化させないために酵母エキスを使用し緑茶本来の鮮やかな緑色を安定化させた」。茶葉は京都福寿園の茶匠が選んだ国産茶葉を100%使用した。

容器は、上部と下部に清らかな水の流れを想起させる模様を象った新ボトル(PET)を採用。象った部分に光が乱反射して輝いてみえるという。

飲用シーンは食事シーン以外に「オフィスで仕事をしながらの飲用も視野に入れている」。

オフィスに向けては18日新発売した「クラフトボスTEAノンシュガー」でも提案。「『サントリー天然水』や『ボス』などそれぞれのブランドのよいところを生かして、同じオフィスの飲用シーンであっても飲み分けてもらえると考えている」。

一方、緑茶飲料市場のボリュームゾーンである50、60代の“急須世代”に対しては引き続き「伊右衛門」でアプローチしていく。