プラ「極めて有用な発明品」 アサヒ飲料など訪問受け環境相、資源循環に期待

「プラスチック自体は人類の発明した極めて有用な発明品だと思う。強さにおいても。軽さにおいても。従ってプラスチック自体が悪いということではない」――。

15日、アサヒ飲料の岸上克彦社長とはるやまホールディングスの治山正史社長の訪問を受け、原田義昭環境大臣はこう述べ、海洋プラスチック問題は3R(リデュース、リユース、リサイクル)の改善や新発想で対応可能との考えを示した。

さらに、原田環境大臣は「素材としてのプラスチックに何の恨みもなく人類の大事なものであることは分かっている。しかし廃材、廃棄物の部分はできるだけやめさせなければいけない。生活に密着しているものでの現実化はなかなか難しいが、もしかしたら改善できることがあるのではないか。こういう観点で新しい発想をすることは素晴らしいこと」とも語った。

アサヒ飲料とはるやまHDは環境省が推進する「プラスチック・スマート」キャンペーンに賛同。岸上社長は「業界全体で取り組むのが非常に価値のあることで、全清飲のプラスチック資源循環宣言に基づいて個社がそれぞれ工夫を凝らしていくことが大事」と語り、アサヒ飲料が制定した「容器包装2030」のリデュースの取り組みとしてラベルレスボトルを紹介した。

治山社長は畳んだシャツを紙パッケージで包装した「ECOi―Shirt」を紹介。8本の500㎖PETがシャツに生まれ変わることなどを説明した。

環境省は6月15、16日に、G20における関係閣僚会合として「持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」を経済産業省と協力して開催する。そこで「日本はこういうアイデアを考案しながら工夫しているということを現物を含めて見ていただく」(原田環境大臣)と意欲をのぞかせた。