減少一途、職場の「花見」

お花見のシーズンがやってきた。今年の桜の開花予想は東京が3月21日、大阪が25日と全国的に平年より少し早い開花が見込まれている。ひと昔前まで会社の花見の場所取りには熾烈な争奪戦が繰り広げられ、中にはシートを広げて徹夜で場所を確保する会社もあったが、最近はそうした企業は減っている。

▼ホットペッパーグルメ外食総研調べによると、今春の花見への参加回数の見込みは、「前年並み」が過去7年で年々増加し、今年が過去最多となった。一方、増加派は6年連続で減少している。1人1回当たりの想定予算は「2千円未満」(30.4%)が最多で、平均予算は2千351円と2年ぶりに減少した。

▼花見の相手も家族・親族関係と友人・知人関係がともに20%で最多となり、企業の花見は減っている。満開の桜の下でも、会社内の話しに花を咲かせるのは御免こうむりたい社員は多いはずだ。

▼働き方改革による政府の後押しもあり、多くの企業が長時間労働の是正に動き出している。会社ぐるみの花見の時間は残業になるのかなどの論争も出そうだ。