「マッチ」に業界初のゼリー炭酸 飲料4本柱で新施策 大塚食品

大塚食品の飲料事業は

①ビタミン炭酸飲料「マッチ」
②ミネラルウォーター「クリスタルガイザー」
③無糖紅茶「シンビーノ ジャワティストレート」
④大豆飲料

の順にマーケティング投資を優先していく。

最重点ブランドである「マッチ」は昨年、発売23年目にして数量・金額ともに過去最高を更新。今年はこの勢いを加速させるべく「“プラス楽しい”にチャレンジしていきたい」(金子忠晴執行役員飲料事業部長)との考えの下、ペットボトル(PET)入りとしては業界初となるゼリー炭酸飲料「マッチゼリー」(260㎖PET)を4月1日に新発売する。

金子忠晴部長

その一番の狙いは、主力アイテムである「マッチ」本体(500㎖PET)の強化にある。「衛生商品は基本的にすべて500㎖PETにつなげようとしている。『マッチゼリー』をあえてマッチ味にして、『マッチゼリー』を喫食された方に500㎖PETも飲んでもらえるようにしたい」と説明する。

「マッチゼリー」のターゲット層は、「マッチ」を飲んだことのない高校生ほか幅広い年齢層のゼリー飲料ユーザー。「ゼリー飲料市場を見ると、40代まで均等に購買されているので高校生以外にも手に取ってもらいたい」(小林一志飲料事業部副部長兼マッチ担当プロダクトマネージャー)と述べ、流通に向けては炭酸飲料棚だけでなくゼリー飲料棚への陳列も提案している。

小林一志PM

ゼリー飲料の提案で強みとなりそうなのが炭酸入りの新食感と中身が見える点。後者については実際に「中身の量や色合い、ゼリーが崩れていく工程で中身を見たいというお声があった」という。

「マッチ」全体では4月に新コミュニケーションとプロモーションを展開する。そのほか、高校生・中学生サンプリングや、店頭では購買促進施策としてCM連動のマストバイキャンペーンを予定している。

「クリスタルガイザー」は拡大している700㎖PETに引き続き注力し、新コミュニケーションを予定している。

森川慎太郎PM
森川慎太郎PM

「ジャワティ」と大豆飲料は“ブランド価値の見直しと再挑戦”をテーマに掲げる。「ジャワティ」は5月24日に発売30周年を迎えることから、「無糖、無香料・無着色、ジャワ島産茶葉100%使用、透き通る鮮やかな琥珀色――という30年続けてきているこだわりを改めて消費者に伝え顧客を増やしていく」(森川慎太郎飲料事業部ジャワティ担当プロダクトマネージャー)。その第1弾として4月から30周年シール付き商品を販売していく。

大豆飲料はグループ会社の大塚チルドから譲受し、昨年11月1日から同社が販売を手がけている。「スゴイダイズ」「ミルクのようにやさしいダイズ」「やさしいダイズ」の3つのシリーズを展開し、「今秋に新施策や新商品を予定している」(植村家敏ダイズ飲料担当プロダクトマネージャー)。

植村家敏PM
植村家敏PM

同社の飲料事業に大豆飲料が加わり、チルド棚にも提案できるようになったことで、スーパー・量販店との関係強化も見込む。「売場が広がるのはありがたい。大豆飲料は量販店さまでの販売がメーンで、これを起点に『マッチ』を量販店さまでも強くしていく。バイヤーさまは異なるが、会社の取り組みとしては一緒になる」(金子部長)と期待を寄せる。

30周年シール付き「ジャワティ」
30周年シール付き「ジャワティ」
「スゴイダイズ」「ミルクのようにやさしいダイズ」「やさしいダイズ」
「スゴイダイズ」「ミルクのようにやさしいダイズ」「やさしいダイズ」