「ヘルシー食」でも茹でるのは面倒?

今年もそうめん・ひやむぎの季節がやってくる。弊社調査によると、18年の乾麺売上げが前年並み以上となったメーカーは7割強。昨年の猛暑が乾麺の売れ行きに好影響を与えたようだ。ただ、「本来ならもっと売れてもおかしくない」との声もあり、食の多様化、人口減が重くのしかかる。

▼半面、前年並み以上の利益を確保したのは4割。人件費、原材料、資材、物流費の高騰に多くのメーカーが苦しめられた。ドラッグストア、DSの影響で低価格品の露出が増加。地方では倒産、廃業が後を絶たず、商環境は年々厳しさを増している。

▼単身世帯を中心に調理をしない生活者が増加。外食、惣菜、弁当など簡便・即食商品が好まれ、茹でる手間が必要な乾麺は敬遠されがち。調理器具さえ揃っていないケースも少なくない。

▼その割に健康を気にする生活者は増えている。乾麺では無塩商品の需要が徐々に増加。低糖質、全粒粉などまで広がっている。ただ、本来は「小麦粉と塩だけで作られた乾麺はヘルシー食」でもある。食を外部に頼れば頼るほど健康は維持しにくいのだが。