食品企業5社が共同セミナー ダイバーシティを推進へ

食品業界でもダイバーシティへの取り組みが進みつつある。食品企業5社(ニチレイフーズ、日清製粉グループ本社、森永製菓、森永乳業、ロッテ)は17年2月から合同でセミナーなどを開催。当初は女性活躍推進が主眼だったが、各社の担当者が議論を重ねる中で、女性に限らず個々の強みを発揮し新たな価値を提供し続ける業界を目指すとし、“ダイバーシティ&インクルージョン”の浸透を重視するようになった。18年からはサッポロHDも加わっている。

今年2月8日にはダイバーシティフォーラム「SPIRAL UP!」を開催。中堅幹部から経営陣まで500人以上が参加。参加社によっては中継も行った。

基調講演では大正大学の田中俊之准教授と、サイボウズの青野慶久社長が講師として招かれた。田中氏は、男性学の立場から性別が自分の生き方に与える影響を考察、男性も例外ではないと話した。青野社長は、自社の働き方改革の事例を紹介しつつ、どんな働き方をしたいのかを聞きながら進めていくことが生産性の向上につながるとした。

参加各社人事責任者のコメント(要旨)は次の通り。

サッポロHD取締役人事部長・福原真弓氏=社内の無意識の思い込みを払しょくし、のびのびと前向きに活躍できる環境をさらに整える。

森永乳業コーポレート本部人財部長・加藤厚司氏=社員一人一人に注目することが大切であると改めて強く感じた。

日清製粉グループ本社人事部長・坂本賢二氏=各人の無意識の思い込みを認識し、自己認知力を高めていくことが多様性を認める最初の一歩。

ニチレイフーズ人事部長・日比野栄司氏=多様性を受容するだけでなく、生かすことによって新たな価値を提供し続けられる組織を作っていきたい。

森永製菓執行役員人事部長・高橋正明氏=従業員の「個」の持ち味や「幸福」を追求することでビジョン・ミッションに貢献する在り方に変えたい。

ロッテ常務取締役兼人事本部長・清野康代氏=誰もが強みを発揮できる多様性のあるロッテを目指していきたい。