コーヒーシステム「キューリグ」で事業再構築 5年後1億カプセル目指す ユニカフェ

ユニカフェは今年1月に買収したアートコーヒーと、昨年から開始したキューリグ事業を柱に経営戦略を再構築する。

アートコーヒーは飲料メーカーのほか、外食店やホテルなどの業務用にコーヒー豆の原料を提供しており、ユニカフェと事業領域が近いことから今年1月7日に15億円で買収。これにより2社合算後のコーヒー焙煎量とシェアは、工業用で1万8千700t(市場シェア19.3%)、業務用で1万t(10.9%)となる。

キューリグコーヒーシステムは、1998年にアメリカで生まれたドリップ式カプセルと、これを抽出するブリュワーで構成するシステム。北米の家庭用カプセルコーヒー市場の中で、キューリグコーヒーは80%以上のシェアを保有している。北米ではスターバックスやグリーンマウンテン、マックカフェ、フォルジャー、タリーズなどとパートナーシップを組み、さまざまなブランドのカプセルを展開。有力カフェなど70以上のブランドパートナーがカプセルコーヒーを展開している。

日本国内はレギュラーコーヒー全体が市場停滞する中で、一杯抽出カプセルは着実に成長しているものの、「1ブランドカプセル、限定販路、輸入カプセルなどにより拡大には壁があるため、普及率はわずか3.3%と低い」とユニカフェ。そこで同社ではマルチブランドと国内生産、ドリップ型の優位性を使って切り込む。

現在、業務用をメーンとした年間販売3千万カプセルをオフィス、ホテル、家庭などを中心に拡大し、5年後には1億カプセルの販売を目指す。それにはアートコーヒーのオフィスコーヒーチャネルと提携し、定期購買や頒布会などを通じてマシーンの普及に注力する。