進むモノとヒトのグローバル化

1月の貿易統計(財務省)で、カナダやニュージーランドなどTPP(環太平洋パートナーシップ協定)が発効した国からの牛肉の輸入量が前同比約5割増となったことが分かった。

▼国別の輸入量は、カナダ約5倍、ニュージーランド約3倍、メキシコ約4割増など。TPPの発効により牛肉の関税が38.5%から27.5%に下がった影響がいきなり出た形だ。

▼2月1日には日EU経済連携協定(EPA)が発効した。こちらの影響も貿易統計で示されるのだろうが、小売店頭では関税が撤廃されたワインほか、ナチュラルチーズなどを対象とする販促を展開。チリとのEPA発効後、同国からのワインの輸入が急増したが、ワイン、チーズともEUが本場だけに、その影響が注目される。

▼グローバリズムの反動からか、世界的に保護主義的な動きが活発化しているが、国内ではTPP、日EUEPAに続き、4月から改正入管法が施行される。ヒトのグローバル化も進みそうだが、どう受け入れていくか。モノはともかく、ヒトについては先々保護主義に走ることのないよう願う。