海外中規模事業者に精米工場を販売へ サタケが新ブランド「REACH」

サタケはこのほど、海外向けの新事業ブランド「REACH」(リーチ)を創設し、主に中規模事業者(ミドル層)を対象に籾摺精米プラントを販売する。3月から東南アジアや南米、アフリカなどで営業活動を本格化し、年間10プラントの販売を計画している。

同社は現在、世界約150か国に事業展開し、特に大規模事業者向けの大型精米プラントで高いシェアを確保している。「REACH」のプラントは約1億円(従来商品の約2分の1)と、ミドル層にも手が届きやすい価格に設定。また、プラントをタイの生産工場でユニット化(プレハブ工法)し、現地で組み立てる工法を採用することで、施工期間(据付工事期間)を従来の3~4か月から約2週間に大幅短縮。人件費などのコスト低減とともに、顧客が短期間に操業できるメリットを提供する。

特に東南アジアなどの二期作・三期作の地域では、次期のコメ収穫期に新設備が稼働できることがコメの円滑な販売(代金回収)につながる。プラントの処理能力は1時間に7t(籾)で、おおむね年間2万5千~4万tを精米し、4~5年程度で投資回収が可能になる。今後、1時間当たり3tおよび14tタイプのシリーズ化も計画。大規模事業者でも年間3万t程度の中規模な精米工場を消費地近辺に建設する動きもあり、こうした需要にも対応することができる。

サタケ国際事業本部の友保義正部長は「新しい事業ブランド『REACH』を立ち上げ、3月からミドル層への営業活動を本格的に進める。ミドル層に訴求する新商品を開発し、コスト低減、工期短縮、高品質を実現した」と語っている。