超大型連休 物流の混乱回避を

食品の値上げ発表が相次いでいる。アイスクリーム、水産練り製品、清涼飲料、牛乳・乳製品などに続き、先週は日清食品が即席麺で4~8%の値上げを発表した。生乳・小麦といった主原料価格の上昇もさることながら、メーカーは高騰する物流費を吸収しきれなくなっている。

▼コストの正常な転嫁は悪いことではない。その対価が運送業者を含むすべてのプレーヤーに正しく分配されれば、所得改善の可能性が広がっていく。この値上げラッシュが経済の好循環を加速させる契機となることを願う。

▼しかし、悩ましい問題もある。複数の大手清涼飲料メーカーが大型PETの値上げ実施日を改元10連休中の5月1日に設定したことに対し、流通サイドは頭を抱えている。

▼この超大型連休では、人手不足による物流の混乱が懸念されている。その真っ最中に値上げによる仮需と反動減が生じるのは好ましいことではない。ボリュームの張る清涼飲料のようなカテゴリーであればなおさらだ。メーカーは仮需数量を早急に把握し、連休中の反動抑制に全力で取り組む必要がある。