朝食に新「エクセラ」 “こまやか焙煎”で刷新

ネスレ日本は朝の需要喚起を目的に「ネスカフェ エクセラ」を刷新し、3月1日から北海道で先行発売する。

「エクセラ」は60年の「ネスカフェ」発売以降、日本の朝の食卓に欧風の朝食スタイルとともにコーヒーを飲む文化を作り上げてきたロングセラー・コーヒーブランド。84年9月から現ブランド名で発売している。

島川基飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒービジネス部部長は「消費の杯数ベースで『エクセラ』はすべての総有価飲料の中でナンバーワンブランド。朝のパン食の文化をつくってきたのも『エクセラ』であり、もう一度朝の需要を喚起していく」と語る。

着目したのは、忙しい朝に気持ちのメリハリをつける香りと味わい。同社が昨年行った調査によると、共働きの増加などで“朝、時間的な余裕がなくなった”と答えた人の割合が年々増加していることが判明したという。

「エクセラ」は深煎りの香りが特徴で、今回この特徴を生かして刷新を図った。具体的には「深煎りの香りは特に朝の時間帯に好まれる。ただ、どんどん深くなっていくと苦みが増してしまうので、挽き立つような香りを引き出しつつ、今の深いコクを維持して後味をスッキリさせ、バランスの取れたような味わいにできないか試行錯誤した」。

島川基部長(ネスレ日本)
島川基部長(ネスレ日本)

その結果、たどりついたのが「ネスカフェ」初導入となる“こまやか焙煎”と称する新焙煎方法。これは、例えばA・B・C・D4種の生豆をブレンド・焙煎する場合、AとB、CとDを混ぜ合わせた2種のブレンドを別々に焙煎し、最後に2種のブレンドを混合する焙煎方法となる。

「鮮度を保ちながら立体感のある深い香りと味わいを出すため、全部を均等に深く焼くのではなく、特性が近い豆や合わせたら良さそうな豆を最初に混ぜて焙煎し再びブレンドする」と説明する。

単身世帯・少人数世帯の増加を受けて「130g瓶を終売し、200g瓶を180g瓶にして」ラインアップも一部変更し、瓶(40g・180g)、「つめかえ用袋」(120g・160g)、「スティック ブラック」(10P・20P・30P)、「バリスタ専用エコ&システムパック」(105g)を取り揃える。

「エクセラ」初導入となる「エコ&システムパック」は、マシンに適用させるため、通常のブレンドを若干変更し、製法も通常のスプレードライからフリーズドライに変更した。

発売同時期には北海道でTVCMや店頭プロモーションを展開する。「時短の中でいかに時間をつくっていくかをテーマに朝食習慣を啓蒙していく」という。