海のエコラベル普及

恥ずかしながらニシン戦争(ニシンの戦い)はてっきりニシンを巡って起こった国際紛争だと勘違いしていた。実際にはイギリスとフランスが戦った百年戦争の中の数多くの戦闘の一つで、戦いの後、兵糧だったニシンの塩漬けが大量に散乱していたことが由来だ。

▼ニシンの戦いはニシンが原因ではなかったが、水産資源を巡って国際間で紛糾した例は多い。さらに現在の水産物資源の状況をみると水産資源を巡って対立する可能性も十分考えられる。WWFのレポートでは1970年から2012年までの約40年間で海洋生物個体群の規模はほぼ半減している。国連食糧農業機関によると世界の漁業の33.1%が持続可能な水準を超えて漁獲されている。

▼こうした中、海のエコラベルと呼ばれるMSCやASC認証を取得する企業・団体が増加してきた。MSCは持続可能な漁業で獲られた水産物の認証。ASCは責任ある養殖水産物の認証だ。

▼歴史ではニシンの戦いの後ジャンヌ・ダルクが登場しフランスは国土を回復する。この課題に対しても救世主の登場が待たれる。