六甲バター神戸工場完成 生産能力1.5倍に

六甲バターは4日、神戸工場(神戸市西区見津が丘6―7―1)の竣工式を行った。4月から生産を開始し、現在の主力工場である稲美工場(兵庫県稲美町)から20年5月までに生産設備を順次移設する。同工場の完成により同社のプロセスチーズの生産能力は現在の1.5倍の年間4万tとなる。保税工場の認証も取得し、海外輸出を行う生産拠点、東洋一のプロセスチーズ工場にすることも視野に入れている。

プロセスチーズは食の欧米化や健康志向の高まりに加え、家飲み需要の高まりから市場が拡大。同社も既存工場はフル稼働の状態が続いており、設備を増設する余地もないことから新工場を建設することとなった。

神戸工場は同社では初のMES(生産物流管理システム)を導入、AIやIoTを導入した生産性が高くエネルギー効率に優れた工場となっている。主力商品のベビーチーズをはじめ家庭用・業務用含め300アイテムを超える商品を効率よく生産する体制を整備した最新鋭の工場で、来年にはFSSC22000の取得を目指している。また研究開発部門も充実させ、健康志向や嗜好性の多様化などに対応した商品などの製品化までのリードタイムの短縮も図る。

工場見学施設の「QBBプロセスチーズパーク」を併設し、秋以降に一般見学者や小学生の社会科見学を受け入れる予定。

三宅宏和社長(六甲バター)
三宅宏和社長(六甲バター)

三宅宏和社長は「昨年12月に創業70周年を迎えた節目の年に新工場が竣工し感激している。神戸工場はプロセスチーズ製造技術を結集した。品種の多さ、品質の高さでは日本一のプロセスチーズ製造工場として国内はもちろん海外への輸出も視野に入れている」とコメントした。

神戸工場は神戸テクノ・ロジスティックパーク内にあり、敷地面積約5万1千500㎡、3階建て延べ4万7千㎡。投資金額は約253億円(土地除く)。