オタフクの意外なヒット商品 トップシェアの天かすにノンフライタイプ

料理に混ぜたり、うどんなどのトッピングに使われる天かす。この市場で約3割のトップシェアを持つ商品が、お多福グループのお好みフーズが1991年から販売する「天かす天華」だ。天かす市場が2017年までの5年間で約10%伸長したのに対し、同商品は50%と大幅に伸びている。

オタフクブランド全商品の中でも看板商品の「お好みソース500g」「お好み焼こだわりセット4人前」に次ぐ売上げ3位の人気商品である。

成長の要因は、するめいかの粉や砕いたいか天を入れた商品特徴に加え、当初狙っていたお好み焼以外の料理にも広く利用されるようになったこと。みそ汁やサラダなど利用者が独自のレシピで使うことも多い。

一方、油分を気にして天かすは使わないという消費者もいる。今回、こうした声に対応するため、天かすでは初となるノンフライ製法の新製品「だしとうまみのサクサク天かす」を発売する。

かつお節など3種の魚といかの粉末を混ぜ込み、商品名の通り香りとうま味を生かした。従来のようにおむすびに混ぜるほか、アイスクリームや豆腐にかけるなど、より広いメニュー提案に力を入れる。お好みフーズの熊本正巳統括部長は「今まで使っていなかった人たちをターゲットに新たな需要を掘り起こしたい」と意気込んでいる。内容量50g、小売価格は税抜き180円。