冷食で低糖質訴求 自社ブランド8品一斉導入 三菱食品

三菱食品は健康配慮型の自社ブランド「食べるをかえる からだシフト」に糖質を抑えた家庭用冷凍食品8アイテムを追加する。同ブランドでの冷凍食品の展開は初。低糖質タイプの冷凍食品はイオングループがPB「トップバリュ」にラインアップしているが、NBの展開は限定的で、非価格訴求型の新ジャンルとして注目を集めそうだ。

「からだシフト」は三菱食品が17年9月に発売したオリジナルブランド。現在、糖質コントロールを共通コンセプトにレトルト調理食品、缶詰、包装米飯、プレミックス、乾麺、液体調味料、ジャムなど常温食品40アイテムを展開。食品スーパー、コンビニなど約300社・2万店舗で定番化されている。

このうち約1千600店舗は同ブランドを中心に低糖質コーナーを設けており「単品として通常の売場で扱う場合に比べ、5~12倍の売れ行き」(三菱食品広報・ブランディンググループ)となっている。

今月25日に発売される冷凍食品は「海苔巻きおにぎり」(3個入り実勢400円)、「餃子」(12個入り同270円)、「ハンバーグデミグラスソース」(130g同270円)、「チキンクリームコロッケ」(4個入り同400円)、「うどん」(3食入り同400円)など8アイテム。主原料のコメにこんにゃく米を配合したり、小麦粉の代わりにでんぷん質の粉を使うことで、NBの既存品等に比べ糖質を30~50%ほど抑えている。

冷凍食品業界では食事制限のある層に向けた低糖質メニューの通信販売などが広がっているが、手頃な家庭用冷凍食品の分野ではこうした取り組みが遅れている。

油調品からレンジアップ品まで幅広く揃える「からだシフト」の導入により、大手NBメーカーも低糖質ジャンルに積極的に進出する可能性がある。