「ナッツといえばアーモンド」断トツ 女性にアプローチ強化へ

カリフォルニア・アーモンド協会では、18年の日本市場におけるナッツの消費者調査を実施。このほど結果を発表した。2年に一度実施している調査で、アーモンドをはじめとしたナッツについて「認知」「態度」「消費」といった観点から世界の各市場の実態を把握する狙い。

家庭で食料品の購入決定に関与する20~69歳の消費者(各国500人)を対象に昨秋実施した16か国でのオンライン調査では、日本市場はナッツの中でも突出してアーモンドの認知度が高い結果が浮かび上がった。

「ナッツと聞いて最初に思い浮かべるのは」との質問には、アーモンド(31%)とピーナッツ(32%)を挙げた人がほぼ同率でトップ。いずれも1割以下となったその他を引き離している。

単体で食べるスナックとして想起するナッツもアーモンド(32%)が1位で、やや下降傾向にあるピーナッツ(26%)を上回った。またチョコレートとの関連で想起されるナッツとしては、アーモンドはここ2年ほど下落傾向にあるが40%と断トツを維持。一方でパンとの関連では、くるみが67%と圧倒した。

過去1か月以内にナッツを購入した2千人を対象とした、無作為抽出調査も昨夏に実施。中でも協会がターゲットとする20~39歳の女性(544人)では、アーモンドの想起率が40%と全体(36%)を上回った。スナックとしての想起率でも同様の傾向が示された一方、チョコとの関連ではターゲット層は46%と全体よりも10ポイント低い結果に。若年女性層では、そのまま食べるスナックとしてのイメージがより定着していることが示唆された。

ミュリエル・キム氏(カリフォルニア・アーモンド協会)
ミュリエル・キム氏(カリフォルニア・アーモンド協会)

さらにこの層では、アーモンドについて「ビタミンEの優れた供給源」「肌や髪に良い」「体の内側からきれいにしてくれる」といった美容・健康機能への認知度が高いことも分かった。

同協会で日本・韓国市場のマーケティングを担当するミュリエル・キム氏は「ナッツ購買者にとってアーモンドは最も認知度が高いナッツであり、健康や美容といった属性と強く結びついていることも分かった。ユーザーはナッツに対してポジティブなストーリーや美容・健康といった利点を求めており、こうしたニーズに対応した製品の開発が求められる」との考えを表明。日本市場での活動再開2年目となる今年も、消費促進へのアプローチに注力する方針を説明した。

最大の栄養特徴であるビタミンEを強く打ち出した「Eね!アーモンド」をキーメッセージに、ターゲット層に向けてSNSやインフルエンサーを通した情報発信を強化する。摂取目安である「1日23粒」にちなみ「アーモンドの日」として正式登録された1月23日から29日にかけては、六本木アマンドで期間限定の「カリフォルニア・アーモンドカフェ」をオープン。スペシャルメニューを提供するなどしてアピールした。