近畿小売業界、新設店の4分の1がコスモス薬品 DSも域外資本が進出

近畿エリアでドラッグストア(DgS)の積極的な出店が続いている。今年1月から10月までの間、大店立地法に基づき近畿各府県と政令市に申請された新設届けは89件。前年同期に比べ7件増えた。

このうちDgSが26件と全体の約3割を占める。続いて多いのがSMで16件、衣料品や家電などの専門店が12件。DgSは昨年より2件、SMは10件減っているが、一方でSM・DgSを核とした複合商業施設や大型店舗が増えている。

DgSの中でとりわけ目立つのが、ドラッグコスモスを展開するコスモス薬品だ。前年同期(21店)とほぼ同じ22店を出店もしくは出店済みで、新設届けの4分の1を1企業で占めていることになる。府県別では兵庫の8店を筆頭に大阪府5店、和歌山県4店、滋賀県3店など近畿各地に店舗網を拡大している。

DgSの新設はほぼコスモス一色だが、それだけではない。ディスカウントでは大黒天物産のラ・ムーが大阪府茨木市へ、トライアルカンパニーが同箕面市や兵庫県三田市へ、SMではバローが大阪市と高槻市へ出店を計画。域外資本の進出が今後も続く。

一方、近畿を本拠地とするSMではイズミヤ、ライフコーポレーション、万代などが来年以降、複数店舗の出店を予定。業態・エリアを超えた競争が激しさを増す。