ビール、越・比・タイなど高伸長 17年消費量

17年の世界ビール総消費量は前年比0.2%減(約1億8千672万㎘)で、3年連続で減少した。これはキリンが世界各国のビール協会などに対して実施したアンケート調査や最新資料などをもとに170の国や地域についてまとめたもの。1975年分から統計を行っている。

国別では中国が03年以来、15年連続で首位だが需要が成熟、飽和したことなどで3.9%減(4千14万3千㎘)と4年連続で減少したが、中高価格帯については好調に推移した。

9位のベトナムは高い経済成長率に支えられて消費動向が活発化し5.8%増となった。13.8%増と大きく伸ばしたフィリピンは持続的な経済成長により消費が拡大。飲酒傾向も主流である低価格ブランデーから高級品であるビールシフトが起きているという。日本(ビール・発泡酒・新ジャンルの合計)は2.6%減(511万6千㎘)となり、昨年と同じ7位。

国別1人当たり消費量は、チェコが183.1ℓと25年連続で首位。上位35か国中、消費が伸びた国は12か国だった。日本は50位。

地域別消費量ではアジアが構成比33.7%(0.8%減)と首位。次いで欧州26%、中南米17.2%、北米13.9%、アフリカ7.3%、オセアニア1.2%、中東0.6%。アフリカは7年連続の増加。

アジアではベトナム、韓国、タイ、フィリピンが牽引したものの中国の減少が響き4年連続の減少となった。3位の中南米(1.3%増)はメキシコやアルゼンチンが牽引した。